凸版印刷は2月13日、商品購入が応募条件のウェブキャンペーンを実施する企業向けシステム「Cam!Labo(キャンラボ)」で、キャンペーンの広告配信にひもづいた集客・商品購入・応募状況の計測ができる新機能「プッシュ通知オプション」の提供を同日から開始すると発表した。
「プッシュ通知オプション」は、プッシュ通知でキャンペーン実施店舗圏内にいる生活者へ告知を行い、キャンペーン参加者の来店実績や購入情報を計測して、施策の効果の検証ができる。「Cam!Labo」に、位置情報マーケティングを展開するunerry(ウネリー)の来店・来棚効果の計測サービス「Beacon Bank AD」を連携することで実現した。
プッシュ通知は、ウネリ―の広告配信プラットフォーム「BBプッシュアドネットワーク」から、電子チラシサービス「Shufoo!」などの連携メディアのアプリを通じて配信する。
メーカー企業は、保有するキャンペーン応募状況と「プッシュ通知オプション」で取得した来店・来棚実績をひもづけることで、来店後の応募状況の可否を確認することが可能。その結果、キャンペーン効果の可視化ができ、具体的な施策の検討が行える。また、サイネージなどの店舗内施策やウェブ広告と連動すれば、販促施策の効果を高めることも可能になるという。
サービス利用料は250万円から(広告配信、レシート画像応募型キャンペーンサイト構築・運用、応募抽選の費用を含む)。キャンペーンサイトデザイン制作、広告出稿物の制作費用などは別途費用がかかる。
「Cam!Labo」は、商品の購入を応募条件としたウェブキャンペーンを実施する企業向けのウェブキャンペーンプラットフォーム。2002年から提供しており、これまで飲料・食品メーカーを中心に500社以上が導入している。
凸版印刷では今後、サービスを拡販。「Cam!Labo」の全体で、2027年度に関連受注を含め約10億円の売り上げを目指す。同時に、企業のニーズに合わせた「Cam!Labo」の機能追加やアップデートなどを行っていくとしている。
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