セントリックソフトウェアは2月28日、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が、プライベートブランド(PB)商品の企画・調達の業務効率化で、同社の小売り向け製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューション「Centric PLM」を導入を決めたと発表した。
「Centric PLM」は、商品に関する情報を一か所にまとめて、リアルタイムで管理することで、商品開発全体で商品、人、プロセスを適切に管理するシステム。販売計画、商品開発、調達、品質管理、商品ポートフォリオ最適化の機能を搭載する。
PPIHは、総合ディスカウントストアのドン・キホーテを始め、スーパーマーケットのアピタ、ピアゴなど、複数の形態の小売店を運営。国内で610店舗、海外では米国やアジアで105店舗を展開する。
同社は市場の変化に迅速・柔軟に対応し、国内小売り事業の業務効率化、自動化、高度化の推進するシステムの設計、開発、導入を進めている。特に成長戦略の中核に位置付けるドン・キホーテのPB商品事業では、商品の企画・調達での業務効率化とシステムが必要だった。
また、アパレル、家具、化粧品、食品、家電など、ドン・キホーテが扱うPB商品は多岐にわたっており、従来のエクセルベースの商品管理に限界を感じていたPPIHでは、商品計画の一元管理と企画、調達業務の効率化を推進するため、「Centric PLM」の採用を決めた。
PPIHでは今後、商品計画、商品仕様、見積もり、副資材、関連ドキュメント管理、企画と生産進捗、取引先までを一元管理する商品情報のプラットフォームを「Centric PLM」での構築を計画している。
セントリックソフトウェアは、米国カリフォルニア州に本社を置く。同社はファッション、小売り、フットウェア、ラグジュアリーブランド、アウトドア、家電、化粧品、パーソナルケア用品、食品などの業界向けに商品の企画から発売までを支援するプラットフォームを提供している。
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