Hamee、ECと卸売り両面で顧客の声を可視化する小売業向けプラットフォームの実証実験

Hamee(ハミィ)は3月7日、Koeeru(コエル)と、オンライン(EC)とオフライン(卸売り)の顧客の声(VOC)を基にした、顧客エンゲージメントを向上するプラットフォーム開発の実証実験を開始したと発表した。

実証では、コマース事業者がこれまで収集できていない、あるいは収集しても活用しきれていなかった「顧客の心の声」を、Koeeruが持つVOCアンケートプラットフォームを使って収集、蓄積、分析、可視化し、顧客エンゲージメントを向上すプラットフォーム開発を共同で推進する。

具体的には、オンラインとオフラインの両方でVOCを収集し、プラットフォームへの蓄積、分析、可視化に取り組む。モバイルアクセサリーを販売するHameeのECサイトに実装するほか、Hameの商品を取り扱う店舗(卸売り事業者)の協力してもらい、オンラインとオフラインで独自の検証を行う。

オンライン(EC)では、ECカートシステム「Shopify」やオウンドメディア内で顧客のページ内行動を測定するタグを埋め込み、特定の購買行動を取る顧客にアンケートポップアップを表示。購入前顧客の精密な情報の可視化に加えて、ShopifyやEC一元管理システムの受注データと結合することで、顧客の行動情報や属性情報を反映したより詳細なマーケティング分析を目指す。

一方、オフライン(卸売り)は、ティーガイアが運営するスマホアクセサリー・周辺機器類専門店「SmartLabo」や「UNiCASE」でアンケート二次元バーコードが記載されたチラシを配布。店舗で購入した顧客のアンケート結果をティーガイアに提供することで、Hameeで収集できなかった卸売先の顧客情報に加え、データアナリティストによる「SmartLabo」と「UNiCASE」の店舗の顧客分析を実施する。

Hameeでは実証実験終了後、Koeeruが得意とする観光系自治体向けの実店舗を通したOMO(オンラインとオフラインの融合)の推進、越境ECノウハウを活用したグローバル顧客情報の分析、分析した顧客セグメントを活用した精度が高いレコメンデーションやWeb広告などのダイレクトマーケティング機能を開発する予定。

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