インパクトホールディングス(HD)は4月13日、の完全子会社で、デジタルサイネージなどを手掛けるimpactTVが、ビーコンを活用したサイネージの設置と稼働状況を見える化するサービス「biit(ビート)」を開始すると発表した。
「biit」は、PCから管理画面にアクセスし、マップからサイネージの設置と稼働状況を見える化するサービス。同社のビーコン搭載サイネージを、unerryが運営するリアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」に登録することで、サイネージが設置されている位置情報などの連携を行い、管理画面上で、設置、稼働状況を可視化する。

サービスでは、登録したサイネージが何台あり、そのうち何台がアクティブに稼働しているかの把握が可能。未稼働端末(未設置端末)を特定することで、投資対効果を最大限にできるという。
また、どこの店舗で稼働しているのか、拡大縮小自由なマップから確認することができる。設置台数の多い、あるいは、少ないエリアや店舗を確認し、再配分するなど販促効果を高められるとしている。
加えて、サイネージに搭載されたビーコンに反応したユーザー規模指数を取得し、可視化が可能。反応数の少ないサイネージを他の店舗や場所に移動するなど、設置店舗や設置場所の戦略に生かすことができる。
今後は、同社が新たに販売するオフライン型サイネージの新商品全てでビーコンを標準搭載していく方針。また、対象端末を購入した顧客がサービスを、当面の間は無料で利用できるようにする。
将来的には「biit」を起点に、全国のサイネージ設置状況・稼働状況、同社のグループが提供するラウンダー、推奨販売、覆面調査などのフィールドマーケティング業務レポート、サイネージの出荷情報、オンラインサイネージから取得した棚前消費者行動などから収集したデータベース「店舗DB」とデータ連携を行い、サイネージを含めた販促領域全般でデータを活用したサービスを展開していく考え。
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