ソニー株式会社は、自律型エンタテインメントロボット「aibo(アイボ)」の開発環境としてソフトウェアAPIを、aiboのライセンスプログラムである「aiboデベロッパープログラム」を通じて本日から一般公開した。またプログラミング初心者向けのツールである「aiboビジュアルプログラミング」もあわせて公開した。
aiboのソフトウェアAPIは無償(※)で利用でき、aiboの動きなどをプログラミングが可能となる。同APIは、一般的なロボットのAPIとは異なりプログラムを実行するとaiboの心理状態により異なったふるまいをすることがある。
例えば、吠えるAPIを実行した際に、aiboの感情の状態によって、明るく吠えたり、怒ったように吠えたりする。明るく吠えるためには、aiboを撫でたり、ほめたりして機嫌をとることが必要だ。また、その他のプログラミングした動きも同様に、一様な状態を再現せず、様々な反応を示す。
aiboデベロッパープログラムは、aiboのソフトウェアAPIの使用者を対象としたライセンスプログラムだ。開発に必要なaiboへのアクセス手順や、各種ドキュメント類がまとめられており、インターネット環境があれば実装が可能である。
また、aiboビジュアルプログラミングは、ドラッグ&ドロップが中心の簡単な操作で、初心者でも使いやすいインターフェースにより、これからプログラミングを学習する子どもや初心者でも簡単にaiboのプログラミングにチャレンジできるツールだ。
今回のソフトウェアAPI公開により、aiboを趣味やプログラミング教育、研究などに活用できるほか、自社システムと連携させて受付サービスやオフィス内アプリケーションなどにも応用することができる。
※ 現時点では無償で提供。将来的には有償機能を追加する可能性もある。
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