シャープ、モバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」販売

シャープ株式会社は、小型で手軽に携帯できるモバイル型ロボット電話『ロボホン』の販売を開始する。

『ロボホン』は、ロボットクリエイター高橋智隆氏(東京大学先端科学技術研究センター特任准教授、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役)と共同で開発した「モバイル型ロボット電話」だ。二足歩行が可能なヒューマノイドロボットとしては極めて小型のサイズ(身長約19.5cm)を実現し、外出先にも持ち運んで使用できる。

モバイル通信(LTE/3G)に対応し、電話やメール、カメラなど携帯電話の基本機能や専用アプリケーションで提供される各種サービスを、『ロボホン』と対話しながら使用できる。新開発のフォーカスフリー小型レーザープロジェクター(※1)を搭載し、写真や動画、地図などを投影できるほか、専用アプリケーションをダウンロードすることで、利用できる機能やサービスを追加することができる。また、ユーザーの利用状況やプロフィールなどを『ロボホン』が学習・成長し、より自然なコミュニケーションが可能となる。

さらに、『ロボホン』の販売開始にあたり、公式サイトでは「クラウドサービス」「回線」「製品保証」「製品の予約・販売」に関する各サービスを提供するという。

 

本体価格は、198,000円+税(※2)。

2016年5月26日(木)より販売が開始され、4月14日より『ロボホン』公式サイトなどで予約販売が開始された。

 

主な特長

二足歩行が可能なヒューマノイドロボットで、音声対話による操作が可能

・身振り手振りを交えて対話できるだけでなく、立ち上がったり、歩いたり、踊ったりする。新開発の小型高性能サーボモーターを13個搭載しているので、滑らかな動作が可能。

・顔認識機能によりユーザーを判別し、名前を呼んで話しかけてくれる。ユーザーの利用状況やプロフィールなどを学習することで、『ロボホン』が話す内容が次第に変化、成長していくので、より自然なコミュニケーションが可能となる。

外出先にも手軽に携帯できる小型サイズを実現

・ヒューマノイドロボットとしては極めて小型のサイズ(身長約19.5cm)を実現。ポケットに入れたり、専用キャリングケース(別売)で首から下げて持ち歩いたり、鞄に入れて携帯できる。

・内蔵バッテリーで1日以上の使用が可能(※3)。また、付属のイス型卓上ホルダーやACアダプターで充電できる。

電話やメール、カメラなど携帯電話の基本機能のほか、写真や動画などを投影できるプロジェクターを搭載

・『ロボホン』で電話をかけたり、受けたりできる。ハンズフリー通話も可能で、ハンズフリー通話中は、相手の声に合わせて『ロボホン』が動く。

・『ロボホン』専用のメールアドレスで、メッセージの送受信ができる。送信メッセージを音声で入力したり、着信メッセージを読み上げたりすることもできる。さらに、届いたメールの内容に合わせて『ロボホン』が動く。

・「写真を撮って」と声を掛けると、顔を見つけて自動で撮影。写真だけでなく、動画も撮影できるほか、頭部に内蔵した高画質のレーザープロジェクターで、写真や動画などを壁や机などに投影できる。

・電話帳に登録している人の顔を『ロボホン』が見つけると、名前を呼びかけて写真を撮ってくれる「パーティーモード」や、旅先などで立ち止った時に、風景を自動で撮影してくれる「散策モード」を搭載。

専用アプリケーションのダウンロードにより、利用できる機能やサービスの追加が可能

・「リマインダ」「アラーム」「検索」「音楽・動画」「天気」「ニュース」など、よく使うアプリケーションやサービスを内蔵している。

・今後、専用アプリケーションを『ロボホン』公式サイトのマイページからダウンロードすることで、新たな機能やサービスが追加されていく(※4)。

 

※1 プロジェクター機能は、登録された本人のみ使用可能。

※2 『ロボホン』の本体価格に加え、別途「ココロプラン」の月額利用料金などが必要。「ココロプラン」に加入しない場合、音声対話ができない。月額利用料金の詳細については、こちらを参照。

※3 同社が想定する『ロボホン』の利用(カメラ、メール、対話、検索、電話、プロジェクターなど、約130分間/日の利用)があった場合(当社調べ)。実際の利用状況(サーボモーターやプロジェクターを多く利用した場合など)によっては、下回る場合がある。

※4 専用アプリケーションは、6月末以降随時追加予定。(「ココロプラン」への加入が必要)

 

【関連リンク】
シャープ(SHARP)
ロボ・ガレージ(ROBO GARAGE)
東京大学先端科学技術研究センター(RCAST)
ロボホン(RoBoHoN)

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