ロボサピエンス、戸田建設とロボットを使った施設点検の自動化で共同研究を開始

RoboSapiens(ロボサピエンス)は1月17日、戸田建設と、オフィス内空間計測などの施設点検の自動化で、ロボサピエンスが独自開発したロボット「BambooBot」を使った共同研究を開始したと発表した。

ロボサピエンスの「BambooBot」
ロボサピエンスの「BambooBot」

「BambooBot」は、自律的にフロアを巡回し、人の代わりに環境計測や設備点検を定期的に行うロボット。巻き尺を採用した独自技術によって、40cm四方のロボットで、約2mの高さまでセンサーやカメラを昇降し、通常では困難な場所も含め3次元のあらゆる位置の計測ができる。センサーやカメラから得たデータを元に点検・警備も行える。

2社は、実証実験として、執務スペースの床面・作業机・天井と高さを変えながら、作業場の照度が労働安全衛生規則を満たしているかを確認する法定検査の自動化実験を実施。その結果、いずれの作業エリアでも法定基準を満たしているというレポートを作成することができた。また、部屋の形状により光の当たりづらくなる領域ができることがわかり、内装の最適化に役立てることもできるようになった。

「BambooBot」によるオフィス内空間計測のイメージ
「BambooBot」によるオフィス内空間計測のイメージ

これまで戸田建設では、ビル内環境を最適に保つため、空気質などの環境計測を固定センサや移動ロボットで行っていた。しかし、高さを変化させて計測することができないことが課題となっていた。今回、共同研究によって水平方向だけでなく、床面から天井まで高さを変えながら環境計測を自動で行うことが可能となったという。

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