ソフトバンクロボティクス、中国KEENON Roboticsの配膳・運搬ロボットの国内販売開始

ソフトバンクロボティクスは2月21日、中国のKEENON Robotics(キーノン・ロボティクス)の配膳・運搬ロボット「Keenbot T8(キーンボット ティーエイト)」の国内販売を開始すると発表した。

Keenbot T8(キーンボット ティーエイト)
Keenbot T8(キーンボット ティーエイト)

「Keenbot T8」は、幅38.4cmのコンパクトなボディが特長で、狭い通路の店舗(最小通過幅55cm)でも安定してスムーズな走行が可能。高品質なサスペンションを採用しており、衝撃を緩和。環境に合わせて自動で速度を調整し走行するため、ドリンクなどの液体物の運搬も安全に行える。

また、トレーそれぞれに画像認識カメラを搭載。トレーから料理や皿などが受け取られたことを検知し、自動で指定の場所に戻ったり、取り間違いが発生した際に発話したりするなど、従来の小型の配膳・運搬ロボットにはない機能性を盛り込んだ。

トレーは、どの方向からも取りやすいデザインで、機体には大型で直感的な画面操作が可能なタッチスクリーンを備える。トレーに搭載されたLEDライトで対象のトレーを分かりやすく知らせることで、複数卓の配膳にも対応できるようにした。

「さんぱち」での導入検証の様子
「さんぱち」での導入検証の様子

ソフトバンクロボティクスは、国内での販売開始に先駆け、さんぱち(札幌市)が運営するラーメン店「ラーメンさんぱち」の21店舗で導入検証を実施。検証の結果、同社では小規模店舗でもラーメンや飲み物などを安定して運べ、ワンオペレーションの時間帯でも従業員の負担軽減になるなどの理由から導入が決めている。

導入検証は、ラーメン専門店「博多一風堂」でも横浜泉店、サンリブシティ小倉店で、2月から3月にかけて実施。業務効率化、サービスレベル向上、従業員満足度への影響などを確かめる。

KEENON Roboticsは、2010年に設立された商用サービスロボット会社。レストラン、ホテル、病院などにロボットソリューションを提供。同社のロボットは60か国以上に配備され、世界中で2万を超える顧客にサービスを提供する。

ソフトバンクロボティクスでは「Keenbot T8」の販売によって、顧客の店舗規模や使用環境、配膳容量などに合わせて、より柔軟で最適なソリューションを提案。幅広い業態で、業務効率化とサービスレベル向上に貢献するとしている。

無料メルマガ会員に登録しませんか?

膨大な記事を効率よくチェック!

IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。 また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。

そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。

  • DXに関する最新ニュース
  • 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
  • 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
  • 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ

など、多岐にわたるテーマが配信されております。

また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。

無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。 ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。

無料メルマガ会員登録