横浜市を中心に活動する「ひとりのためのメディカルチーム いなほクリニックグループ」※1に所属し、介護予防事業を手掛けるヘルスケアベンチャーの株式会社INSEAC(以下、インシーク)は、2016年6月1日に、神奈川県初となる「コミュニケーションロボットPALRO(以下、パルロ)」※2を導入した3時間の機能訓練特化型デイサービス「ARFIT(以下、アルフィット)」を開業した。
アルフィットは、医療・大学との連携による科学的根拠に基づいたオーダーメイド・フィットネスプログラムを、主に介護保険の要支援や要介護1・2の要介護認定を受けている利用者に提供することで、利用者の要介護度の改善と健康寿命の延伸を目指す。
インシークは、医療機関や大学との連携による研究成果に基づき、介護予防プログラムの提供や介護予防事業コンサルティングを行う企業だ。
今回開業する「アルフィット」は、主に介護保険の要支援や要介護1・2の要介護認定を受けている利用者を中心に、成果を実感できる科学的根拠に基づく介護予防運動、および先進的なロボティクス技術等を活用した認知症予防プログラムを提供する、3時間の新発想・機能訓練特化型デイサービス。
『日本の「CARE」の真ん中へ』を事業理念として掲げ、従来のサポートを受けるだけのケア・サービスではなく、人生をもっとアクティブに楽しむためのライブケア・サービスを提供する。
そして、介護サービスに「オーダーメイド・フィットネス」を取り入れた「ライブケア」という新しい概念の介護予防サービスを提案し、日本の大人たちの、健康で美しい人生を応援するという。
アルフィットの「ライブケア・サービス」の概要
「介護×科学」によるオーダーメイド・フィットネス
関東学院大学 栄養学部 菅准教授とともに開発した、オリジナルプログラムを導入し、科学的根拠に基づいた運動指導を、一人ひとりに合わせて、オーダーメイドで提供。介護の視点×先端の科学から生まれた介護予防プログラムにより、利用者に効果的な運動を継続してもらう。
専門のプロ集団が、丁寧に運動をサポート
高齢者向けの運動指導の訓練を受けた、健康運動指導士・管理栄養士・看護師などの専門家が、本格的なサービスを提供。これにより加齢による筋量の低下を防ぎ、歩行能力や身体活動能力を向上する。
また、「いなほクリニックグループ」との連携で、より安心・安全なバックアップを行う。
ロボットインストラクター「パルロ」の採用
富士ソフト株式会社が開発したコミュニケーションロボット「パルロ」の認知症予防運動は、先進技術で、利用がに楽しみながら運動ができるプログラムだ。
利用者は一緒に運動をするだけでなく、「パルロ」とのコミュニケーションも楽しむことができる。
明るく心地よい空間でフィットネスを
明るく広々とした空間で、心地よく運動できるアクティブな空間を実現。
アルフィットは、リハビリやトレーニングをがんばるための介護施設ではなく、高齢の方でも楽しみながら通うことのできるオシャレでカッコいいフィットネスクラブをコンセプトにしている。
※1 「いなほクリニックグループ」について
いなほクリニックグループは、神奈川県横浜市や平塚市を中心に、専門分野に長けた医師をネットワークし、旧来の病院とは異なる新しい医療の提供を目指す「ひとり」のためのメディカルチーム。
専門の「精神医学」を切り口に、体だけではなく、心を救う医療を提案している。
※2 コミュニケーションロボット「パルロ」について
パルロは、富士ソフト株式会社が開発した「介護現場に育てられ、実証検証を認められたロボット」だ。多くの高齢者福祉施設で「健康増進やコミュニケーション量の増加を通じた高齢者のQOL向上」などを目的に活用されている。2015年12月には、神奈川県の「さがみロボット産業特区」でのプロジェクトを中心とした実証研究にて、介護度に関わらず認知症高齢者の方の集中力増加や、周囲とのコミュニケーション増加、新た運動の増加など6つの効果があることが実証され、「さがみロボット産業特区」発の製品として認定を受けた。
【関連リンク】
・インシーク(INSEAC)
・いなほクリニックグループ
・富士ソフト(FUJI SOFT)
・パルロ(PALRO)
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