株式会社パルコは7月1日(金)にグランドオープンする仙台パルコ2において、アメリカFellow Robotsの完全自律型ロボット「NAVii™(ナビー)」およびソフトバンクの人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を導入し、2種類の異なるロボットが共同で、ショッピングセンターの接客業務のサポートを実施する。
パルコは「独自の先行的ICT活用」を中期経営計画の事業戦略の柱として掲げ、消費環境の急速な変化に対応するべく、ICTを活用し店舗でのデジタル環境を整備することで新たな消費体験の提供を推進している。パルコの最新施設である仙台パルコ2において、アメリカと日本の最新ロボットを同時に導入することにより、客の“快適”で“楽しい”ショッピング体験の実現を目指す。
ナビーとPepperは、多言語で客と会話を行いながら、仙台パルコ2の出店ショップのデータベースから、探しているショップや館内施設を案内する。
株式会社パルコ・シティは、Pepper用多言語インフォメーションロボアプリ「SCコンシェルジュ(R)ロボ」を提供するほか、同取り組みのサポートを行う。
導入概要
導入場所:仙台パルコ2
開発:株式会社パルコ/株式会社パルコ・シティ/日本ユニシス株式会社
実施期間:2016年7月1日(金)~31日(日)※ロボットの稼働は水曜日を除く全日(仙台パルコ2は期間中無休)
実施内容:①ナビーとPepperが多言語でショップや館内施設を案内
②ナビーが目的のショップまで客を誘導
③ロボット同士が会話を行う
◆それぞれのロボットが協力して、以下の3種類の接客を実現。
案内モード ・・・ロボットが多言語で客の困り事をヒアリングし、探しているショップや施設の情報を、会話とタブレットを使って案内する。
*Pepperは、日本語、英語、中国語に対応。ナビーは、日本語、英語に対応。
走行モード ・・・客の目的のショップまで、ロボットが一緒に走行して案内する。
*ナビーのみの機能となる。
会話モード ・・・ロボットが会話を行い、ロボット同士のユニークな掛け合いを披露。
パルコの考える独自の先行的ICT活用について
パルコでは先進的なICT技術を積極的に活用し、店頭での買い物を楽しく便利にすることを目指し、店舗のデジタル環境の構築を推進している。
2013年12月には、渋谷パルコにインタラクティブサイネージ「P-WALL」を導入し、従来の店頭ショウウインドウではスペースの制約により展示が不可能であった、複数ショップの1,000種類にも及ぶ商品との接点を設け、客へ実店舗での新しいショッピングの楽しさを提供している。
また2015年には、全国のパルコ18店舗において、独自の無料Wi-Fiサービス「atPARCO」を導入。パルコでショッピングの合間にカフェやレストランを利用しながら、無料でインターネットに接続することができ、快適な通信環境の中、館内でくつろぐことができるようになった。
さらに2016年4月には池袋パルコにおいて、パルコ・シティのPepper用多言語インフォメーションロボアプリ「SCコンシェルジュ(R)ロボ」を期間限定で導入し、期間中1日平均230名以上の接客を行い、ショッピングセンターにおける館内案内業務のサポートを実現した。
【関連リンク】
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・パルコ・シティ(PARCO-CITY)
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