人の心を理解する人工知能を搭載する、みまもり介護ロボット「Tapia(以下タピア)」の販売を行う、エルステッドインターナショナル株式会社は、9月19日(月)敬老の日に、サービス付き高齢者向け住宅の青山メディケアへ「タピア」を贈与し、贈呈式を開催するという。
日本は超高齢社会という、深刻な社会問題を抱えている。また、介護業界の人手不足は深刻で、そうした現状の中で、介護ロボットへの期待は年々高まりつつあるという。また最近、ニュースなどで盛んに取り上げられている、介護施設内での「暴力」、「窃盗」などの軽犯罪。ある程度、防犯カメラがそうした現場を監視することは可能だが、調査結果では、「カメラに監視されながら生活をすることへのストレス」という意見が数多くあったという。
そこで、そうしたストレスを軽減すべく、見た目も愛らしく、タマゴ型の「タピア」へみまもり機能が搭載された。家族が、見たい時にスマートフォンから「タピア」のいる現場を確認できる機能も搭載。これまでのロボットの『癒す』という機能に加え、「タピア」は防犯の要素も含んでいる。さらに、今年中に自動アップデートされる機能としては、AIを使ってロボットが独自で危険を判断する機能も搭載予定だという。
「タピア」の機能は下記。(将来的な機能を含む)
- みまもり機能
一定時間、タピアとの交信がない場合、家族へ通知することや、離れた場所にいても、スマートフォンからリアルタイムにモニタリングできる。また、写真撮影も可能で、いつでも家族の近況を報告できたり、健康状態をチェックできる。ビデオ通話機能は顔を見ながら会話ができるので、離れていても、より一層つながりを感じられる。 - 生活サポート機能
起床や就寝の時間などのスケジュール管理を行うほか、天気予報やニュースの読み上げ、登録したスケジュールの通知機能を搭載。 - 会話機能
顔認識機能を搭載し、さらに感情表現と好感度システムによって、ユーザーの喜怒哀楽の認識や会話のペース、会話内容などを判別し、状況に応じて表情豊かに会話する。
【関連リンク】
・MJI
・エルステッドインターナショナル(Oersted International)
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