マーケッツアンドマーケッツ(MarketsandMarkets)は、 スマートロボット市場が2020年までに78億5000万米ドル規模に達し、2015年から2020年の間にCAGR19.22%で成長していくことが見込まれているという調査レポートを発表した。
スマートロボットとは、人間による直接的な介入を必要としない作業を行うことのできるロボットシステムのことであり、現在においては自律的な作業を人間と共に行っていくことができるように設計されている。産業用途でのスマートロボット市場は人間と共に作業していくことのできる協働ロボットを主として成り立っており、様々な産業、とりわけ自動車およびエレクトロニクス産業において採用されている。
協働ロボット市場は2020年までに10億7000万米ドル規模へ達することが見込まれており、サービス産業においてはプロフェッショナル向けおよび個人向けの様々な用途での導入が期待されている。
同レポートでは、スマートロボット市場におけるソフトウェアとハードウェアの構成品をベースに、分野毎でカバーしており、更にハードウェア構成品についてはセンサ、アクチュエータ、電源、コントローラシステム毎に分類されている。スマートロボットのソフトウェア市場は2015年から2020年の間でCAGR30.24%での成長が見込まれている。
同レポートでは、世界の様々な地域毎(北米、欧州、アジア太平洋地域、その他)のスマートロボット市場をカバーしており、2014年時点で北米地域がスマートロボットの世界最大市場だと伝えている。スマートロボット市場の主要プレーヤについての企業情報をSWOT分析と共に提供している。
同市場においては新製品の展開発表やバリューチェーンにおけるパートナーシップといった動きが見られている。注目を向ける主要プレーヤにはiRobot Corporation (米国)、DeLaval (スウェーデン)、Lely (オランダ)、KUKA AG (ドイツ)、Amazon (米国) Honda (日本)、Kongsberg Maritime (ノルウェー)、Google Inc. (米国) が含まれる。
【関連リンク】
http://www.dri.co.jp/auto/report/mam/index.html
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