株式会社FRONTEOと、FRONTEOの100%子会社でAIを活用したデジタルコミュニケーション事業を展開する株式会社FRONTEOコミュニケーションズは、AIロボットKibiro(キビロ)の法人向けパッケージメニューとして、ショールームや受付など接客が必要な場所においてKibiroをより活用しやすい機能を搭載した法人向けパッケージ「Kibiro for Biz」の販売を開始した。
これまでも同社はKibiroがスライドショーを使って説明を行う「プレゼンテーションパッケージ」を販売していたが、要望の多い機能を追加搭載し、「Kibiro for Biz」として強化した新パッケージを提供する。
利用シーンに合わせ機能を組み合わせて使うことが可能で、汎用的な接客接点での利用に対応できるほか、担当者はこれらの機能を現場に即した内容に簡単にカスタマイズできるという。Kibiroが定型の案内や問い合わせの対応を代行することで、人が繰り返し対応する必要があった単純作業から解放され、顧客データの分析や解析に注力できるようになることが狙いだ。
「Kibiro for Biz」の主な機能は以下のとおりである。
- プレゼンテーション
製品や施設、イベントなどの情報をKibiroがタブレットに表示したスライドショーと連動して説明する。 - 問い合わせ対応
来訪者から寄せられるよくある質問(FAQ)を予め設定、Kibiroがガイダンス対応する。 - アンケート
接客対象者の年齢・性別他、アンケート項目を自由に作成・設定。Kibiroがヒアリングした回答データを収集することが可能。
他にも様々なシーンで活用できるよう、機能を起動していない間の待機中のKibiroの対話シナリオを自社専用に追加する対応や、接客時のログデータの収集、多言語対応(日英中)なども用意しているという。ロボットによる集客効果の見込みといった顧客接点面での効果だけでなく、ロボットだからこそ効率よく採取できるVoCデータ、また収集したログデータを分析することによるマーケティング面での活用も狙いだ。
【関連リンク】
・フロンテオ(FRONTEO)
・FRONTEOコミュニケーションズ(FRONTEO Communications)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。