大和ハウス工業株式会社は、本日より、CYBERDYNE株式会社が開発・製造するロボットスーツ「HAL®腰タイプ作業支援用」を全国9工場に計30台導入し、技術者の作業負担を軽減すると発表した。
昨今、職方不足・高齢化が進む中、大和ハウス工業では工場で働く協力会社の職方確保に向けて、職場環境整備に注力してきたという。
建物面では、2013年2月、熱中症や熱ごもりなどの防止のため、老朽化した奈良工場や竜ヶ崎工場を次世代環境配慮型工場「D’s SMART FACTORY(ディーズ スマート ファクトリー)」に建替え、工場作業者の労働環境改善のための設備を導入した。
制度面では、協力会社の新卒技能者の採用・育成を支援するとともに、若年技能者育成のための資金を補助。さらに、2017年10月より技能者のモチベーション向上と施工体制強化を図るべく優秀技能者に月額3万円、上級技能者に月額1万円を支払う「技術者支援金制度」を導入するなど、生産現場の職場環境支援を継続してきた。
そして今回、工場で働く職方の労働環境整備に向けて、「HAL®腰タイプ作業支援用」を導入することとなった。同製品は、コンパクトな軽量モデル(約3kg)のため、装着したまま長時間作業を行うことができ、腰への負荷を最大約4割低減できるという。
床から部材を持ち上げるなど、作業中に腰部にかかる負荷を低減させるとともに、腰痛などの身体に係るリスクを軽減する。
【関連リンク】
・大和ハウス工業(DAIWA HOUSE INDUSTRY)
・サイバーダイン(CYBERDYNE)
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