近年、生活者の行動が多様化・個別化し、企業はより深く生活者を理解するため、生活者の性別や年齢だけではなく、価値観や購買行動、Web上の回遊行動など、様々なデータから多角的に生活者を捉えるニーズが高まっている。
一方、マーケティングに活用される各種データの分析業務は、分析者のノウハウに依存しており、分析者の仮説を超えた新しい視点の発見や、大量データから有効なデータを効率的に抽出することが困難だった。また、変化の著しい市場を捉え、マーケティングに必要なデータを適切に整備・準備するためには、コストや時間がかかることが課題であった。
日本電気株式会社(以下、NEC)と株式会社マクロミルは、生活者データの利活用領域における協業を2018年4月から開始しており、このほど、AI分析サービスを2019年1月から提供開始する。
同サービスは、NECが提供するデータ分析プロセスをAIによって自動化するソフトウェア「dotData」(※)を用いて、マクロミルが保有する多様な生活者起点のデータ(年齢などの属性情報、購買履歴、アクセスログ等)を分析し、企業の希望する顧客に特徴的な属性や行動特性などを明らかにする。
同サービスの活用により、企業は自社で、データ収集・蓄積、分析ツールの導入、分析専門人材の確保等をしなくてはならないという課題を解決し、属人的な分析からの脱却、そして複数種類の大量データを同時に分析することが可能になる。
※ dotData:NECのAI技術群「NEC the WISE」の1つである「予測分析自動化技術」をカーブアウトしたデータ分析を自動化する分析ソフトウェア。
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