近年、フリーアドレスや誰もが自由に利用できる共有スペースを導入する企業が増える一方で、働く場所を自由に選択するワークスタイルは個々の主体性に委ねる部分があり、「一部の人しか利用していない」「利用状況が分からない」といった課題がある。
そこで、ボクシーズ株式会社とプラス株式会社は共同で、オフィスでの多様な働き方をサポートする簡易座席予約アプリ「Suwary(スワリー)」を開発した。
Suwaryは、デスクを簡単にIoT化し、予約管理・利用推進ができるアプリ。アプリを通して空いているデスクを確認・選択し、簡単に予約ができる。利用開始時間になるとプッシュ通知が届き、デスクにスマートフォンを置くと自動的にチェックインして利用開始できる。終了時間もプッシュ通知で知らせてくれる。予約時間になってもデスクにチェックインされない場合は、自動的に予約解除されるためデスクの稼働率向上に繋がる。
オフィスで出社を検知すると、空いている席やオススメの席をプッシュ通知で案内することも可能だ。また、執務デスクだけでなく、リフレッシュができる席や集中できる席、会議室予約のIoT化にも応用できる。
デスクのIoT化には、株式会社タグキャストが提供するシート型ビーコン「PaperBeacon(※1)」を採用。 「PaperBeacon」は表面数cm上に強い電波を発する薄型ビーコンで、デスクの裏に取り付けるだけで簡単にデスクをIoT化することができる(※2)。
Suwaryは、2019年4月中旬に提供開始される予定だ。
※1 PaperBeaconは帝人株式会社、株式会社セルクロス、株式会社タグキャストが共同で開発した製品。
※2 PaperBeaconの取り付け方法には条件がある。
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