Tangerine株式会社は、BLEビーコンを統合管理するTangerineビーコンマネージメントプラットフォームにおいて、これまでの専用ハードベースのビーコン製品サポートに加え、タブレットやサイネージ本体にビーコン機能を追加できる「Tangerineバーチャル・ビーコン」のサポートを開始したこと発表した。
バーチャル・ビーコンとは、ビーコン電波発信機能を持ったアプリケーションで、WindowsまたはAndroid対応のデジタルサイネージ端末やPOS端末へインストールすることにより、専用のビーコンハードを必要とせずサイネージ端末自体がビーコン機能を提供することができるビーコンシステム。ハードウェアの追加コストが不要であること、電池切れなど運用の問題から解放されるだけではなく、デジタルサイネージと連携することにより、全く新しいO2Oサービスを実現することが可能となる。
Tangerineは、これまでBLEビーコンをコアとするIoT/O2Oマネージメントプラットフォームを企業及び地方自治体の顧客へ提供してきた。Tangerineプラットフォームでは、これまで設置型ビーコン、Tag型ビーコン、シート型ビーコン等専用のビーコンハードウェアをサポートしてきたが、今回バーチャル・ビーコンも同一プラットフォームでマネージメントできるようになった。
バーチャル・ビーコン対応機能は下記の通り。
- バーチャル・ビーコン対応のビーコン仕様:iBeacon、Eddystone URL(LINEビーコンは今後対応予定)
- バーチャル・ビーコンの死活監視を遠隔で実現
- バーチャル・ビーコンとアプリ及び連動するコンテンツの紐付け管理
- バーチャル・ビーコンの複数アプリでの共有管理
デジタルサイネージは、どのような人がどれ位サイネージコンテンツを閲覧したかの視聴データが取れないなど、広告メディアとしての課題があった。今回のバーチャル・ビーコンによりデジタルサイネージと顧客のスマートフォンを連携することにより、これまで取得できなかったユーザの閲覧データや視聴ログデータを取得可能になり、全く新しいO2Oサービスが創出可能になるという。
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