AIなどの技術でコンタクトセンター業界向けのデジタル化ソリューションを提供する株式会社ジーエルシーは、新たにパロニム株式会社と協業し、映像に触れるだけで情報を入手できるインタラクティブ動画技術「ティグ(TIG)」とスマートミラーを組み合わせた新たなソリューションを開発した。
スマートミラーとインタラクティブ動画で新たな購買体験を
ジーエルシーは、スマートミラーを新たなテクノロジーと組み合わせることで、街中や店舗での新しいマーケティング手法や購買体験を開発し、提供してきた。
たとえば最近では、スマートミラーと画像認識技術を組み合わせることで、来店者の属性推定や行動解析を行うマーケティングプラットフォームの提供を開始することを発表した。
そして今回、独自の”インタラクティブ動画技術”を開発するパロニムと協業することで、さらに実用的かつ未来的なスマートミラーの活用法を提案するとした。
インタラクティブ動画技術「ティグ(TIG)」とは?
「ティグ(TIG)」は、パロニムが開発したインタラクティブ動画テクノロジーだ。
TIG技術を導入した動画は、動画内の対象物箇所にタッチする(通称”TIGる”)だけで、ダイレクトに商品詳細ページへ誘導できるため、ユーザは知りたい情報をすぐに入手することができる。
TIGの流れは以下の通りだ。
- 動画内の気になる商品をタップ
- 商品が認識される
- 商品が「欲しいものリスト」に入るので、購入したい商品をタップ
- 商品購入ページが開く
TIGの7つの特徴は以下の通りだ。
1.映像を限りなく汚さないオーガニックなデザイン性
2.ユーザの視聴スタイルに併せた優れた機能性
3.前後に重なっている物体への奥行メタデータ管理(特許取得済)
4.動画視聴時の詳細な行動データの取得(一部特許取得済み)
5.映像にメタデータを付与する際の高精度トラッキング技術(開発中)
6.独自の配信プラットフォーム(アプリ&ブラウザ)及びソリューション提供
7.SNSでの視聴や拡散に対応(Facebook、Twitter、LINE など)
スマートミラーとインタラクティブ動画を組み合わせると何ができるか
スマートミラーは、等身大の姿を映し出せるラージサイズのデジタルサイネージデバイス。これらを店舗に設置し、インタラクティブ動画を流すことで、スマートミラー上で「商品を知る」だけでなく、手元のスマートフォンで「商品を買う」「申し込む」までを行うことができる。
- スマートミラー上で商品の宣伝動画を流す
- 顧客は動画内の気になる商品をタップする
- 手元のスマートフォンで購入ページが表示され、購入する
「スマートミラー×TIG」には、次のようなユースケースがある。
- 小売・アパレル店舗での商品紹介・購買誘導:
小売やアパレル店舗にラージサイズのスマートミラーを設置し、商品の紹介を流すことで、その場で購入につなげることができる。 - 旅行・観光ガイド:
観光地にラージサイズのスマートミラーを設置し、ツアーの紹介動画や観光地のロケーション・宿泊施設情報を流すことで、ダイレクトに予約につなげることができる。 - 不動産の物件紹介:
不動産店舗やモデルルームの入り口にラージサイズのスマートミラーを設置し、物件の紹介動画を流すことで、ダイレクトに資料請求や見学予約につなげることができる。
【関連リンク】
・ジーエルシー(GLC)
・パロニム(PARONYM)
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