株式会社オカムラは日本IBMと協業し、「IBM Watson」を活用した議事録作成支援ソリューションである「TalkView(トークビュー)」を6月より提供開始する。
「TalkView」は、パソコンのブラウザからIBMクラウド経由で利用可能な「IBM Watson」の音声認識サービスを活用した議事録作成支援ソリューション。
オカムラの提供するオフィス家具と組み合わせて提案することで、会議におけるコミュニケーション効率化や働き方改革を支援。「TalkView」は最短1週間程度で導入が可能だという。
「TalkView」は9ヵ国語に対応。IBMクラウド経由でアクセスすることで会議での音声をリアルタイムにパソコンの画面上にキャプション表示する。
例えば複数の場所から参加者が発言する遠隔会議では、音声が聞けない状況でも会話の流れを追うことができ、途中参加でもそれまでの履歴を含む会議内容が表示されるなど、参加者の利便性を向上すると期待される。
また、言語変換サービスを活用することでキャプション表示した内容を即時に11ヶ国語に自動翻訳することが可能となり、海外とのコミュニケーション品質も向上できるという。
「TalkView」の導入にあたり、オカムラではショールームで「TalkView」を実際に検証し、会議におけるコミュニケーションを効率化できることを確認しているという。
具体的には、ショールーム内に会議テーブルとマイク、モニターを設置し、「TalkView」を稼働。社員だけでなくショールームに来館した顧客も体感した。
その結果、音声のキャプション表記の正確性、議事録作成時間の削減、遠隔会議における会話内容が即時に翻訳され見える化されることや、AIである「IBM Watson」の学習性能についてなど、高い評価を受けたとしている。
価格は、TalkView一式(PC、マイク5本、オーディオインターフェース、導入設置費用含む)で6,500,000円からだ。
【関連リンク】
・オカムラ(OKAMURA)
・IBM Watson
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