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スマートシティ > 凸版印刷・テクサー・京都高度技術研究所がLPWAでIoTインフラ整備、京都スマートシティ化実証実験
株式会社テクサー、凸版印刷株式会社および公益財団法人京都高度技術研究所は、LPWA規格のひとつであるZETA(ゼタ)を活用したIoTインフラ整備に関する京都スマートシティ化実証事業の連携・協力について協定書を締結し、2018年10月1日より京都市中央卸売市場でのIoT導入実証実験を行う。
LPWAの規格のひとつであるZETAは、中継器を多段に経由するマルチホップ形式の通信を行うことで、他のLPWAと比べ、基地局の設置を少なくでき、低コストでの運用が可能な方式。
京都市下京区を中心に実証実験のためのIoT向けデータ通信インフラを整備、ZETAのアクセスポイントを京都高度技術研究所棟の屋上に設置し、周囲約2km~5kmの範囲でZETA無線通信の接続を確認。三者は、ZETAを活用したIoT導入実証実験の第一弾として、京都市中央卸売市場において、施設内の温度管理など以下のソリューションの検証に取り組む。
- 施設内の温度管理
店舗や倉庫など温度を一定に保つ必要がある区域に複数の温度センサーを設置。温度を常時モニタリングするとともに、変化が想定を超える場合の警報などのシステムの有効性を検証。
- 廃棄物の投棄対策
廃棄物の集積を認めていない場所・時間帯に人感センサー他、複数のセンサー類を設置し、監視。投棄や侵入を検知した場合に、警備員に通報するなどの監視システムの有効性を検証。
- 作業車両の動線監視(移動履歴の分析)
市場内で使用されている運搬等の作業車両に発信器を取付け、また市場内の複数箇所に受信器を設置して、これらの移動履歴を分析。荷さばき場や車両の待機場などの適性配置を特定。
【関連リンク】
・テクサー(Techsor)
・京都高度技術研究所(ASTEM)
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