IoTで獣害対策を支援するhuntechの「スマートトラップ」新モデル、バッテリー持続時間を最長2ヶ月に延長

狩猟関連機器をあつかう株式会社huntechは、本年11月12日に、捕獲時にモバイル端末に通知を送る狩猟罠用のIoT機器「スマートトラップ」の新モデルである「スマートトラップ2」を発売する。

「スマートトラップ2」は、通信モジュールの仕様変更により、既存のモデルと比較してバッテリー持続時間が最長9日間から2ヶ月間に延長、柔軟な罠の配置が可能となった上に、通信の安定性が向上した。

野生鳥獣被害が深刻な地方の自治体などを主な対象とし、2019年末までに既存モデルとあわせて1,000台の販売を見込む。販売価格は1台33,800円(税抜)で、別途システム利用料として月額980円(税抜)。本日から予約を受け付ける。

近年、野生鳥獣による農作物への深刻な被害が報告されている。野生鳥獣の捕獲をしている狩猟者は年々減少し、高齢化も進んでいる。

罠猟の場合、罠の設置後は毎日見回りをすることが望ましいが、それが猟師の負担になっているのが現状だ。そこでhuntechは昨年11月、毎日見回りをしなくても捕獲状況を把握するとともに、捕獲データの蓄積により効率的な捕獲を目指す「スマートトラップ」を発売した。

初代版では、バッテリーの持続時間や通信の安定性に課題が残っていたが、今回発売となる「スマートトラップ2」では、初代の親機・子機構成(1つの3G通信モジュールに5つの検知センサーを無線で接続)から、各機に検知センサーと3G通信モジュールを搭載する構成に変更した。

それにより、バッテリーの持続時間は7倍になり、柔軟な罠の配置が可能となった上に、通信の安定性が向上した。

huntechでは、「スマートトラップ」シリーズの更なる利便性の向上を追求し、2019年夏までにLPWA通信への対応を予定。これにより、3G回線の届かない山間部などでも導入が可能になる。

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ハンテック(huntech)

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