むつ市・NTT Com・NTTレゾナント、IoT電球を活用した高齢者向け見守りサービスで連携

高齢化社会が急速に進展したことで、地域コミュニティは希薄となり、高齢者の社会的孤立などが問題となっている。特に一人暮らしの高齢者は、家族や行政職員などによる定期的な訪問・連絡により、生活状況を十分に見守ることが求められている。

青森県むつ市では、地域全体で高齢者などを見守り・支える仕組みづくりを推進しており、市内115の事業者と「むつ市高齢者等見守りネットワーク」に関する協定締結を進めている。これにより、自助・共助・公助のバランスのとれた地域づくりを進めて、高齢者などが住み慣れた場所での安心した暮らしを続けられる地域を目指している。

このような中、むつ市、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)、NTTレゾナント株式会社は、通信SIMを内蔵したLEDのIoT電球を用いた「高齢者を対象とした見守りサービスに係る実証事業の連携協定」を本日締結した。同協定にもとづく連携事項は以下の通り。

  • 家族や行政職員などによる高齢者の見守り活動の効率化に関すること
  • 家族や行政職員などに対する高齢者の安心安全に関する情報提供に関すること
  • その他同協定の目的を達成するために必要な事項

同見守りサービスに使用されるIoT電球とは、NTTレゾナント提供のIoTサービス「goo of things」を活用した「goo of thingsでんきゅう」である。トイレなど毎日利用する場所に設置したIoT電球経由で電球の点灯記録をクラウドへ送信し、データを蓄積・解析する。

さらに、「goo of things」アプリで、例えば「5時間連続で点灯している」など任意に指定するタイミングで、アラート通知を家族や行政職員などのスマートフォンに通知する。

NTT ComとNTTレゾナントは、本日から6月30日の期間、むつ市在住の一人暮らしの高齢者宅25世帯にgoo of thingsでんきゅうを提供し、利用実態の調査と効果測定を行う。これによりむつ市は、高齢者の生活や健康状況を推察し、家族と連携して、適切なタイミングでの訪問や電話連絡などを実施し、見守り活動の効率化を実現する。

また、NTT Comは、実証事業のマネジメントに加えて、取得したデータとむつ市の医療や福祉データとの連携に関するコンサルティングを実施する。

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