竹中工務店は、人や植物や動物も含めたあらゆる生命を中心とした運命共同体としての超スマートシティを目指している。
理想のスマートシティについて模索する中で、わたしたちが本当につくりたいものって何だろうと考えたとき、それは決して都市や建物だけではなく、人と空間の、人とデジタルの、人と地球の新しいかたちを実現することが重要だと考える。
そんな地球の一部としての超スマートシティを一緒に考えていくべきではないだろうか。
1. 竹中工務店が目指す新たな取組み「with TAKENAKA」
2. CONCEPT:超地球化
植物や生物までつながるIoT。
AIやロボットの人情。
デジタルで作られた5つ目の季節。
今までになかったモノ、感情、風景が全く新しい世界を創り出す。
今のわたしたちにとっての便利や快適を超えた、あらゆる生命に対して多様性のある、しなやかな都市。
それが、超スマートシティ。
人と人、地球と人、生きることと働くこと、都市と地方、バーチャルとリアル。
都市化によって分断されたモノやコトがつながり、テクノロジーの力で融け合う。
都市化から地球化、そして超地球化へ。
人を超えて。
建物を超えて。
想像を超えて。
新しい地球を創造する。
3. SCENE:目指すシーン
わたしたちの目指す超地球化で暮らしはどう変わるのか。
【働き方】【学びの場】【暮らし】【賑わいの場】【エンターテインメント】【憩いの場】【都市の暮らし】【未来の暮らし】8つの目線で2030年代の暮らしを、色々なシーンでイメージしてみました。
働き方:AIやロボットにより日常業務の多くが自動化されたこのまちでは、アイデアやコトを生み出すために時間を使います。人は、場所に縛られない創造的で自由な働き方をしています。
学びの場:学校や教育の場は、自然が感じられるリアルな教室やフィールドでの学習とテクノロジーを活用した遠隔での授業で、全ての人に豊かな学びを実現しています。
暮らし:このまちの住宅は、環境にやさしく、また建物が暮らしに合わせて柔軟に変化します。そこで暮らす人は健康で活力に溢れた生活をしています。
賑わいの場:駅や観光地では、混雑ん見える化やアシストによりさまざまな人が集まり、出会いを生み出します。活気に溢れ、快適で賑わいのあるまちを実現しています。
エンターテイメント:地域で育てた木材を活用したスタジアムは、多様な使い方に合わせて施設が可動します。非常時にはまちの防災拠点として人々の安全も担っています。
憩いの場:公園や広場は、自然にあふれ人と動物や植物が共生する憩いの場です。デジタルツインにより維持管理や動植物の見える化・生態系の調和をはかり、利用する人のアクティビティを促進しています。
都市の暮らし:都市はカーボンニュートラルを実現し、翆にあふれ、都会でありながら自然を近くに感じられます。屋上の都市農園など、生活する人のQoLを向上しています。
未来の暮らし:海上都市や月での生活など、新たなエリアの活用が進められています。困難な環境でもこれまで変わらない快適な暮らしが実現されています。
4. SOLUTION:新しいかたちを創るソリューション
超スマートシティでは、様々なテクノロジーで人と人はもちろん、人は自然環境やロボットとも新しい関係を築いていきます。
未来へ向けて開発を進めている、人や地球の新しいかたちを創る竹中工務店の技術をご紹介。
【ひとと空間】の新しいかたちを考える。
データやテクノロジーを活用した快適な空間で、人はより様々なコミュニケーションや生き方を実現します。人と空間の新しいかたちを創る技術をご紹介。
【ひととデジタル】の新しいかたちを考える。
建設段階から、まちづくりや生活の様々な場所で活用されるデジタルテクノロジー。人とロボットと空間がデータでつながり、暮らしや都市をより快適にする技術をご紹介。
【ひとと地球】の新しいかたちを考える。
環境対応技術の活用でカーボンニュートラルを達成し、自然環境と共生したより豊かで安全な社会の実現を目指します。人と地球のレジリエントな未来社会を創る技術をご紹介。
5. 竹中工務店の「建設デジタルプラットフォーム」の構築によるデジタル変革の取組み
竹中工務店は、デジタル変革の加速に向けて、営業から維持保全に至る一連の建設プロセスにおけるプロジェクト業務や人事・経理等、事業に係るすべてのデータを一元的に蓄積、AI等で高度利活用するための基盤として「建設デジタルプラットフォーム」をクラウド環境に構築し、2021年11月より運用を開始した。
「建設デジタルプラットフォーム」を活用し、「デジタル変革により2030年に目指す姿」の実現に向けて2022年度中に全業務のデジタル化を図っていく。
この「デジタル変革により2030年に目指す姿」の実現に向けて、今回構築した「建設デジタルプラットフォーム」と、当社開発済のスマートビル実現のためのサービスプラットフォーム「ビルコミ※1」や、ロボットの自律走行・遠隔管理プラットフォーム「建設ロボットプラットフォーム※2」等との連携を深め、建設事業から施設運用に至るトータルな展開をしていく。
また地域社会における様々なデータプラットフォームとの連携も進め、企業の枠を越えたビジネスとデータ活用を展開することで、「まちづくり総合エンジニアリング企業」として新しい建築・まちづくりサービスの提供を目指していく。
※1ビルコミ
※2建設ロボットプラットフォーム
竹中工務店は本年9/28-30にインテックス大阪で開催されるジャパンビルドの建設DX展にも出展する。
この展示ブースでは「建設デジタルプラットフォーム」を軸とした全過程におけるデジタル変革の取組みを紹介し、竹中工務店が抱える課題を示した上で「デジタル変革により2030年に目指す姿」の実現のために必要となる”まちづくりソリューションの高度化や事業化のためのパートナー企業の探索“を行う。
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