三菱地所株式会社とDXYZ(ディクシーズ)株式会社は、顔認証プラットフォーム「FreeiD」の技術を活用し、建物・施設やサービスごとに異なる顔認証サービスをワンストップで利用する顔認証サービス連携基盤「Machi Pass FACE」を共同で構築したと発表した。
これにより、三菱地所の総合スマートホームサービス「HOMETACT」から登録したユーザ情報と、「FreeiD」から登録した顔情報が連携され、HOMETACTの利用者が手軽にFreeiDを利用開始できるようになる。
HOMETACTは三菱地所が総合デベロッパーとしての知見を活かし、日本の住環境を想定して自社開発したスマートホームサービスだ。
一つのスマホアプリやスマートスピーカーを使い、エアコンやテレビ、照明、カーテンといった複数メーカーの幅広いIoT機器をコントロールできる。特定のブランド・メーカーに依存せずIoT機器との連携ができるオープンなプラットフォームで、対応機器は今後拡大を予定している。ハードに縛られないことで、エンドユーザーとビジネスユーザーの双方にとってスマートホームサービスを導入・利用しやすい環境を実現する。
FreeiDは1度の顔登録で様々な顔認証サービス・エンジンとの連携出来る、顔認証プラットフォームだ。
これまでの顔認証サービスは、ユーザーアプリや管理システムがそれぞれで異なり、利用場所ごとに顔の登録が必要だったが、FreeiDは多種多様な顔認証エンジンと連携しており、1度の顔登録で様々な顔認証サービスを利用することができる(特許第 6839313号ほか)。
現在FreeiDは、マンション・オフィス・テーマパーク・保育園・ゴルフ場等へ「入退」「本人確認」の顔認証サービスを提供している。また今後は「入退」「本人確認」の利用シーン拡大(工事現場・ホテル・イベント等)、店舗・自動販売機等へ「決済」のサービス提供を予定している。
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