ファーウェイのNB-IoTで行った大規模な実証実験 ーMWC上海2017 レポート3

MWC2017上海のポートの3回目はファーウェイが世界各地で行った、NB-IoTの実証実験の紹介だ。

NB-IoTを活用したスマートシティの実現

ファーウェイのNB-IoTの取り組みで興味深かったのは、スマートシティの取り組みを実際のファシリティや街を使ってやっているということだ。

ネットワークの特性は実際に導入してみないとわからない部分が多い。例えばビルの中までネットワークが入るのか、地中に埋まっている設備につけた通信機器は通信可能なのか、といったことだ。

コンセプトレベルでは多く語られることが多い、LPWAベースでのスマートシティだが、ファーウェイの展示では実際にやってみたケースを紹介された。

上海ディズニーランドで行った、駐車場の実験

このケースは、上海ディズニーランドの駐車場で行われたということだ。

日本のディズニーランドでも同じだが、駐車場が広大で自分がどこにクルマを止めたかわからなくなることがある。

そういうケースに対応して、利用者にセンサーを渡し、NB-IoTを活用して広域にセンシングすることでクルマの位置情報を利用者に教えるというものだ。

深センのスマートウォーター

深センでは、水道の検診メーターと水道管にセンサーをつけた実証事件が行われたということだ。

これまでの検診作業は人がかなりの工数をかけて、各戸のメーターを手動検診していた。

しかし、スマートメーターに変えたことで、この検診員の可動が一気に削減されたということだ。

さらに、水道管にもセンサーをつけることで、水道の「水漏れ」を検知し、なるべく早く修理をするというケースも紹介された。

このケース自体はよく聞くソリューションのようだが、実際の街でやったというケースがあまりないだけに興味深い

コンシューマ向けにHuawei製PCの展示も

日本では、まだ発売されていないPCの展示もあった。

インテル製のCore i7プロセッサ、13インチディスプレイ、1.05kg、バッテリーも10時間もつというものと、15インチディスプレイ、1.9kg、8.5時間という2種類のウィンドウズPCだ。通信企業として、スマートフォンメーカーとしてチップセットも作れるファーウェイならではの展開とも言える。

他にも、手首につけるウェアラブルバンドも紹介されていたが、タップする場所が定義されていたため、操作性が良かった。

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