パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社の連結子会社であるヴイ・インターネットオペレーションズ株式会社は、映像監視システム「ArgosView(アルゴスビュー)」の新ラインアップとしてデータセンター省人化ソリューションパッケージを発売した(価格は1システム:300万円~)。
近年、セキュリティ向上や省人化の観点からデータセンターの省人化が進んでおり、データセンター運用の自動化や、証跡管理を目的とする監視カメラ映像の長期保有といったニーズが高まっている。
こうしたニーズに対し、「ArgosView」をデータセンター内の入退室システムや室内センサと連携する“映像IoT”や、長期録画装置「LTO7」とつなぐことで、データセンターのセキュリティ向上と省人化が期待されるという。
1. 長期録画装置と連携することにより、監視カメラ映像を低コストで長期保有
監視カメラ映像の録画期間やご利用用途に応じて、以下3つの長期録画ラインアップが用意されている。
- LTO保存タイプ:テープ1本で6TBの映像データを保管できる「LTO7」と連携することで、監視カメラ映像の長期保有を低コスト・省スペースで実現
- サーバ保存タイプ:2年以内の映像録画を対象とした中長期間向けの保存タイプ
- ストレージ保存タイプ:LTOと同じく長期録画向けの保存タイプだ、リストアの必要が無く録画映像の即時閲覧が可能
2. 入退室システム・室内センサと連携する“映像IoT”によって省人運用を実現
映像監視システム「ArgosView」をデータセンター内の入退室システム・室内センサと連携。サーバルームの入退室や、温度・湿度センサの異常、ラック開閉に反応して、該当箇所の監視カメラ映像を「ArgosView」の画面上にポップアップ表示させることができる。
異常時にはメールや社内SNSを通じて、現場のキャプチャを管理者・関係者へ即時送信することが可能だ。
3. 「カメラ内部メモリ連携」と「フェイルオーバー」で映像欠損リスクを低減(オプション)
万一の回線断絶時にも、一時的に映像データをカメラ内部メモリに保存し、回線復旧後にサーバへ自動転送することで、監視カメラ映像の欠損を防ぐ。また、「ArgosView」録画サーバに障害が発生した際も、フェイルオーバーサーバに自動的に代替することで、通常通りの運用を行うことが可能だという。
【関連リンク】
・「ArgosView(アルゴスビュー)」紹介ページ
・パナソニック インフォメーションシステムズ(Panasonic Information Systems)
・ヴイ・インターネット オペレーションズ(V-Internet Operations)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。