株式会社レオパレス21と株式会社グラモは、グラモが開発中のAIスピーカーを搭載したスマートステーション端末を、2018年1月契約の物件から新築全戸に標準装備することを発表した。年間約1万戸への導入を予定している。
今回採用されたスマートステーション端末は、AI音声認識スピーカー機能に加え、既に標準搭載されているスマートロック「Leo Lock」との連携や家電制御、AIスピーカーを利用した様々な音声案内サービス、またセンサー連携による住環境の自動制御が可能な組み込み型設備だ。
レオパレス21はこれまでも、「賃貸住宅のIoT化」として「Leo Remocon」や「Leo Lock」をはじめ、顔を検出・認証してロックを開錠する「顔認証システム」などの導入を進めてきた。
スマートステーション端末の主な機能は以下の通りだ。
- AIスピーカー:
AI音声アシスタントを搭載しており、音声で音楽の再生や家電操作、天気予報やニュースといったインターネットサービスと連携。 - 家電制御機能:
赤外線やBluetoothによる家電制御に対応しており、エアコン、テレビ、照明といった備え付けの家電がスマホや音声で制御。 - 「Leo Lock」(スマートロック)との連携:
スマートロックである「Leo Lock」と連携することにより、玄関鍵の施錠・開錠と連動して照明やTV、エアコンなどの家電制御やプッシュ通知など様々な機能を実行させることが可能。 - スマートフォンからの操作:
スマートフォンによって、外出先から「Leo Lock」や家電の操作、センサー情報の取得が可能。 - 入居者向け情報サービス:
レオパレス21の入居者に対する様々な情報提供サービスを予定。音声で話しかけると会話形式で必要な情報を音声で知らせる。(例:ゴミ捨て曜日案内、宅配便受け取り案内、イベント案内など)
なお、対応アプリはiOS/Android対応「Leo Remocon」アプリとなる。
【関連リンク】
・「iRemocon」サイト
・レオパレス21(Leopalace21)
・グラモ(Glamo)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。