株式会社セブン‐イレブン・ジャパンとソフトバンクグループのOpenStreet株式会社は、自転車シェアリング事業で協業することを発表した。
同協業により、セブン‐イレブンは全国主要エリアの店舗において、OpenStreetがソフトバンク株式会社と共同で運営する自転車シェアリングシステム「HELLO CYCLING」を活用した自転車を借用・返却できる駐輪場「ステーション」用の場所を提供していくとしている。
これに合わせ、同システムを活用して自転車シェアリングサービスを運営するシナネンサイクル株式会社は、「ステーション」をセブン‐イレブン店舗に順次設置。2017年11月21日より埼玉県さいたま市で設置を開始し、2018年度中に1,000店舗での設置を予定している。
「HELLO CYCLING」を活用して運営される自転車シェアリングサービスの利用者は、スマートフォンやパソコンで、「ステーション」の検索、自転車の利用予約、決済までの一連の手続きを簡単に行うことができる。また、「ステーション」であればどこでも自転車を返却することが可能だ。
なお、「HELLO CYCLING」を活用した自転車にはGPS機能が搭載された鍵「スマートロック」が取り付けられている。同社は今後のサービス展開として、「スマートロック」で収集される自転車の位置情報を活用して、自転車の借用・返却時にセブン‐イレブン店舗で利用できるクーポン配信などのマーケティング施策を検討していくという。

【関連リンク】
・「HELLO CYCLING」
・セブン‐イレブン(SEVEN-ELEVEN)
・シナネンサイクル(SINANEN)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。