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スマートシティ > 東武鉄道・ファーウェイ・NTTドコモの3社、東京スカイツリーから浅草への28GHz帯を用いた5G長距離伝送を実現
東武鉄道、ファーウェイ、NTTドコモの3社は、第5世代移動通信方式(5G)の実用化に向け、28GHz帯を用いた5G共同実験を本年12月6日に実施し、東京スカイツリーの展望台から浅草への約1.2kmの長距離伝送に成功したと発表した。
同共同実験は、ドコモが東武鉄道との協力により構築した「5Gトライアルサイト」で行ったもので、東京スカイツリー天望デッキフロア340に設置したファーウェイの実験用無線基地局と、東武鉄道浅草駅ビル屋上に設置した携帯電話端末に相当するファーウェイの移動局装置との間で、受信時最大、下り4.52Gbps/上り1.55Gbpsの高速通信を実現した。
「5Gトライアルサイト」:NTTドコモが2020年を目標とする5Gの商用サービス開始に向けて、超高速・大容量通信、低遅延、超多数の端末接続といった、5Gの特徴を活用した新たなサービス・コンテンツをパートナー企業と連携して創出する取り組み。
今回の実験では、5Gのキー技術の一つである多数のアンテナ素子を用いる「Massive MIMO」技術によって、東京スカイツリーから浅草方向に向けてのビームフォーミングを行った。
Massive MIMO:高周波数帯を用いる5Gにおいて、100素子を超えるような多数のアンテナ素子を用いて鋭いビームを形成し、電波の強度をユーザ端末の方向に向けて強めることができる技術
同実験により、電波の減衰が大きく、遠くに飛ばすことが困難だと考えられてきた高周波数帯の電波を、都市部だけではなく地方、郊外、山間部など、より多様な環境で利用できる技術を実証したことになる。
達成した通信速度(下りリンク/上りリンク)
【関連リンク】
・東武鉄道(TOBU)
・ファーウェイ(Huawei/華為技術)
・NTTドコモ(NTT docomo)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。
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