積水化学工業株式会社と、スマートセキュリティ製品の開発・製造・販売などを展開する株式会社Secualは本日、積水化学からSecualへ出資することで合意し、IoTとセンシング技術を活用したまちづくりを行うスマートタウンマネジメント事業を共同で推進し、その第一弾として埼玉県朝霞市にて同事業を開始すると発表した。
積水化学は、埼玉県朝霞市にある自社工場跡地で、セキスイハイム約130戸の戸建住宅分譲を含むまちづくりを行い、2020年の完工・まちびらきを目指している。
同社はそこでSecualとの共同によるスマートタウンマネジメント事業を開始する予定。また、これを皮切りとして、積水化学グループが今後開発する各地の戸建分譲地において、同事業のスキームを展開していくという。
両社はこれまで、暮らしを変えるイノベーションを生み出すべく、新規性ある素材づくり・ものづくりに挑戦しており、光発電素材である積水化学のフィルム型色素増感太陽電池を電源とした、次世代セキュリティセンサー(※)の共同開発に取り組んできた。
また積水化学は自社工場跡地の活用を契機として、社会課題の解決を目指すサステナブルなまちづくり構想を進めていたが、事業パートナーとしてSecualとの協業を深化させることにより、構想の実現を加速させていくとした。
※次世代セキュリティセンサー(トップ写真):
積水化学のフィルム型色素増感太陽電池を搭載。窓に貼り付けて使用し、振動・衝撃を検知するとスマートフォンなどのモバイル端末上のアプリに通知、防犯や見守りの役割がある。
【関連リンク】
・積水化学(SEKISUI CHEMICAL)
・セキュアル(Secual)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。