国交省、物流手続と通関手続のシステムを直接連携しワンストップ化

国土交通省は、国土交通省港湾局が運営し、民間事業者間の物流手続を電子化する「サイバーポート(Cyber Port、港湾物流)」と、行政手続などをオンライン処理する「輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)」のシステム間の直接連携機能を、2023年3月13日に運用開始すると発表した。2つのシステムをつなげて物流と通関の手続をワンストップ化し、手続きの簡素化を図る。

Cyber PortとNACCSの直接連携イメージ
Cyber PortとNACCSの直接連携イメージ

国交省によると、今回、Cyber PortとNACCSの間で直接データ連携ができる機能を実装し物流と通関の手続きが一元化することで、通関手続の場合で入力項目の最大8割を削減できるなど、双方のシステム利用者の利便性向上が見込めるという。

また、連携にあたっては、Cyber Portの一部帳票項目について、NACCSの仕様に準拠した入力規則の追加を実施。帳票項目を標準化することで、民間事業者間の物流手続とNACCSの通関手続でのデータの相互運用性を高めるとしている。

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