NTCは、製造や物流倉庫業向けにペーパレスを提案するDX推進支援サービス「ペーパレスtoDX」の提供を開始したと発表した。
企業のペーパレス導入を支援するサービスで、「作業状況、履歴の見える化」や「紙の出力によるスタッフ稼働の削減」「管理データの収集、確認作業の短縮」を実現する。
「作業状況、履歴の見える化」は、現品の検品や出荷状況をリアルタイムでの確認や検品チェックや積み残しの有無を電子履歴で追跡を可能にする。
「紙の出力によるスタッフ稼働の削減」では、印刷用紙やインクなどの物質的なコスト削減以外で出力する稼働時間の削減、印刷機器がある事務所と倉庫現場の移動時間の削減、手書きチェックリストを使ったクロスチェック稼働の削減ができる。
「管理データの収集、確認作業の短縮」については、製品画像からのデータ抽出、WMS(倉庫管理システム)のデータ、販売管理データなどの基幹システムとの連携、工程管理や稼働時間の計測など、データを電子化し、ペーパレスにすることで必要なデータを整理できるようになる。
同社は、これまで物流倉庫の業務で課題となっている「人材不足」と「属人的な業務手法」に対し、目視検品などの人が実施していたルーティン作業を自動化を始めとするAIソリューションを提供してきた。
しかし、AIのソリューション導入しても、AIを導入した作業以外で、検品後にプリントアウトをしたリストに手書きのメモで報告するといったアナログ部分で、大きな時間と労力がかかっているなど、AIを導入の改善効果が薄いケースがあった。そこで、AI活用を見据えたペーパレス化サービスを提供することにしたという。
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