鈴与は1月23日、インフォマートとパートナー契約を締結し、同社が提供する「請求書仕訳支援クラウド」と、インフォマートのクラウド請求書システム「BtoBプラットフォーム請求書」とのシステム連携機能を開始すると発表した。
「請求書仕訳支援クラウド」は、作成したい仕訳データに合わせて、請求書やウェブの請求データから必要な情報を抽出し自動的に会計仕訳データを作成するシステム。
「請求データから明細行ごとに仕訳データを自動で作成したい」「請求書に記載されている情報から自社固有の事業コードや店舗コードなどを作成したい」といったニーズにも対応する。今回、インフォマートの「BtoBプラットフォーム請求書」との連携で、請求データの受領から仕訳処理までを自動化できるようにした。
具体的には、「BtoBプラットフォーム請求書」で受領した請求データを「請求書仕訳支援クラウド」に自動的に連携。ユーザーは1件ずつの請求データのダウンロードをしなくて済む。「請求書仕訳支援クラウド」で、取引先担当ごとにデータを振り分けることも可能。
また、「BtoBプラットフォーム請求書」の自動仕訳機能で対応できない、自社固有の勘科目や管理データへの自動仕訳が行え、手入力による仕訳データ作成が不要になる。「BtoBプラットフォーム請求書」に記載されている明細情報も連携して仕訳データの作成も行える。さらに「請求書仕訳支援クラウド」で作成した仕訳データを、後続の会計システムに合わせたレイアウトでCSV出力できる。
鈴与では、システム連携に合わせて、経営層と経理業務を担当する社員の男女521名にアンケート調査を実施。その結果、請求書受領で単純作業や属人化してしまっている業務が経理担当者の負荷となっていることがわかった。
また、WEB請求書システムの利用が進んでおり、導入効果は現れているが、71.6%が導入後も残る、人の手による手間を解消できないというシステムだけでは解決できない課題が依然として残っていることが明らかになった。
同社では、こうした調査結果を受け、今回、システム連携機能を開始。サービスを通じて、企業経理部門を始めとするバックオフィスのDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進していくとしている。
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