セイノーHD、岩手・岩手町で中山間地域の陸上輸送と組み合わせたドローン配送の実証実験

セイノーホールディングス(HD)は2月17日、岩手町、エアロネクスト、NEXT DELIVERYと、岩手県岩手町で、岩手町森のアリーナを起点にした中山間地域でのドローン配送の実証実験を2月16日に実施したと発表した。

実証実験で使用した物流専用ドローン「AirTruck」
実証実験で使用した物流専用ドローン「AirTruck」

実証は、セイノーHDとエアロネクストが開発推進するドローン配送と陸上輸送を融合した物流プラットフォーム「SkyHub(スカイハブ)」の社会実装の検討を目的に、実施をNEXT DELIVERYが行った。

ドローンで配送した緊急物資、医薬品を想定した空箱、メッセージボード、記念バッジ
ドローンで配送した緊急物資、医薬品を想定した空箱、メッセージボード、記念バッジ

具体的には、中山間地域での災害を想定し物資支援と一方井小学校の児童へのメッセージを配送。エアロネクストが開発をした物流専用ドローン「AirTruck」を、森のアリーナから飛ばし、一方井小学校グラウンドで待つ児童に届けた。荷物は緊急物資(チョコレート)、医薬品を想定した空箱、メッセージボード、記念バッジを運んだ。

岩手町は、スマートシティの推進や脱炭素社会の構築、地域課題解決に向けた新たな取り組みを模索しており今回のドローンの実証実験に参加した。

出発式(左から)吉田和彦・岩手町副町長、武田茂・岩手町議会議長、佐々木光司・岩手町町長、和田悟・SHDラストワンマイル推進チーム課長、伊東奈津子・エアロネクスト執行役員グローバルCMO
出発式(左から)吉田和彦・岩手町副町長、武田茂・岩手町議会議長、佐々木光司・岩手町町長、和田悟・SHDラストワンマイル推進チーム課長、伊東奈津子・エアロネクスト執行役員グローバルCMO

また、町内の一方井地区は住民の多くが市街地まで車で買い物を行っており、高齢者率が50%近い地区もあることから免許返納が地域課題で浮上している。そのため、今後は買い物難民に向けた買い物代行サービスを検討するほか、医薬品配送、フードデリバリーの配達代行、共同配送や貨客混載なども組み込み、地域コミュニティ活性化を目指した取り組みを進めるとしている。

一方、セイノーHD、エアロネクスト、NEXT DELIVERYでは、今後も地域住民の理解促進と地域課題解決に向け、次世代高度技術を活用しドローン配送と陸上配送を融合した物流「SkyHub」の社会実装に向けた検討を進めていくとしている。

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