i-PRO株式会社は、同社が提供するエッジ記録型クラウドカメラサービス「i-PRO Remo.(アイプロ リモ)」において、物流拠点などでAIカメラが読み取ったトラックのナンバー情報を、現場の稼働管理や効率化に活用できる新しい機能を、2025年9月より標準搭載すると発表した。
この機能では、トラックの入退場時間や作業時間をAIカメラが自動で記録するとともに、過去からの変化傾向や長時間滞在トラックの割合などを「i-PRO Remo. Service」のダッシュボード上にグラフで表示するものだ。

また、問題が見つかった時には、録画された映像を確認することができる。
さらに、AIカメラが読み取ったナンバー情報から、トラックの入退場時間、作業時間、滞在時間を把握することができ、集計データのCSV出力も可能だ。
例えば、2時間以上滞在していたトラックの割合や、前月との比較などを表示し、傾向を分析することができる。

加えて、管理対象のトラックナンバーを事前に登録し、そのトラックだけを時間集計することができるほか、従業員の車など、対象外リストを登録することで除外して集計することも可能だ。
対応カメラは、遠距離撮影が可能な高倍率ハウジング一体型カメラ、夜間撮影に適したIR-LED内蔵カメラ、省スペースに設置可能な小型AIカメラ「i-PRO mini」などだ。
同機能の利用形態は、「i-PRO Remo.」の契約ユーザであれば追加費用なく使用できる。
なお、業務改善系AIアプリケーションを標準で使える「TrAI(トライ)」の利用とあわせて「i-PRO Remo.」を活用することで、物流倉庫におけるさまざまな角度からの効率策の仮説構築・検証を行うことができるとのことだ。
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