スカイディスクとプラネット・テーブル、IoTを活用した農産物や食品の物流可視化・改善サービスを共同で試験展開

センサデバイス開発から通信モジュール、クラウド、AIまでIoTに必要な要素をワンストップで提供する株式会社スカイディスクと、農畜水産物の流通プラットフォーム等を展開するプラネット・テーブル株式会社は、IoTを活用した農産物や食品の物流可視化・改善サービスを共同で試験展開する。

近年、生鮮農産品や食品の物流には市場便やチャーター便に加え、郵便、宅配便も多用されている。しかし、物流過程の温度管理や荷の扱いによって積荷の状態が悪化し、クレームやロスに繋がっている。特に青果品や食肉は、温度変化や衝撃によっては直ちに「食品ロス」となるため、事業上の深刻なリスクとして、買い手・売り手ともに深刻な課題となっている。

同事業では、2016年9月よりプラネット・テーブルが展開する農産流通プラットフォーム「SEND」や、BtoB商談・直接取引プラットフォーム「SEASONS!」のユーザーである生産者や食品関連事業者に対し、スカイディスクが開発する「物流可視化センサ」を試験的に提供し、物流過程における位置情報、温度・湿度、衝撃等を記録・可視化するサービスを提供。

スカイディスクとプラネット・テーブル、IoTを活用した農産物や食品の物流可視化・改善サービスを共同で試験展開
計測アウトプット画面(一部、例)

2017年には同サービスを正式公開し、他の流通・小売、食品会社等にも同サービスを広く提供していく。また、左記サービスを通じて、物流会社・配送方法ごとの状態変化や鮮度劣化をビッグデータ化し、ベストな物流選択肢の提案や、荷物トラブルの解消と補償最適化、梱包方法提案等のサービスを提案していくという。同サービスを通じて、物流過程での鮮度劣化を防止し、食品ロスを大幅に低減することで、農畜水産・食関連事業者の収益向上と持続的な社会づくりに寄与していく。

同プロジェクトには、IoTや物流、ユーザーといった、あらゆるパートナーの参画が予定されている。パートナー第一弾として、株式会社ソラコムとパートナーシップを強化。同社のIoT通信プラットフォーム SORACOMにより、どこでもつながるモバイル通信をリーズナブルに利用できる。また、同社の展開とともに同サービスの国内外への普及を図る。また、大手物流・宅配便会社や鉄道会社、航空貨物会社等も、順次同プロジェクトへの招致・参画を図っていくという。

【関連リンク】
プラネット・テーブル(Planet Table)
スカイディスク(Skydisc)
ソラコム(SORACOM)

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