三井不動産株式会社は、物流ICTに特化したショールーム「MFLP ICT LABO」(約130m2)を、三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅰに開設することを決定した。物流施設を開発運営するデベロッパーがICTに特化したショールームを施設内に設置することは、初の取り組みだという。開設は本年8月を予定している。
同LABOは、物流業務の効率化・省力化等に資する先進的なICT関連商品や製品などを設置し、当該機器の企業と共にノウハウを相互に提供し合いながら、連携して同社施設の入居企業および入居検討企業に、新たなソリューションを提案するものだ。物流業界が直面している人材確保の課題に対し、同LABOが一助となることを目指している。
第一弾として、株式会社岡村製作所の次世代型ロボット自動倉庫「AutoStore(オートストア)」の設置が決定した。他社製品についても今後導入を検討する。
自動倉庫型ピッキングシステム「AutoStore(オートストア)」
ノルウェー のAutoStore AS社が開発した次世代型ロボット自動倉庫。日本では岡村製作所が販売契約を締結している。専用コンテナを高密度に収納し、ロボットがコンテナの出し入れを行う自動倉庫型ピッキングシステムする。格子状に組まれたグリッド(支柱・梁)、ビン(専用コンテナ)、ロボット(電動台車)、ポート(ピッキングステーション)の各モジュールで構成される。
「オートストア」の導入数は全世界で150にのぼり、様々な業種・業態で活用されている。高い収納効率を生かし、特に多品種少量のロングテール商品を扱う通信販売業界の物流拠点やメーカーの保守部品サービスセンターなどに最適なシステムだという。直近では日用雑貨・アパレルの大手小売企業など数社が相次ぎ導入している。
「三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅰ」(MFLP船橋Ⅰ)概要
所在地 千葉県船橋市浜町2-5-7
アクセス JR京葉線南船橋駅 徒歩約8分
敷地面積 42,060.00m2(約12,723.15坪)
延床面積 198,386.13m2(約60,011.80坪)
構造 地上8階建/RC・S造
竣工 2016年9月
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