株式会社Hacobuが提供する、事業者向け配送サービス「MOVO(ムーボ)」のマイページにて、荷主様が直接、荷物を運んでいるトラックの現在地と、到着予測時刻をリアルタイムに確認ができる「見える化」の仕組みを、7月1日より提供開始した。
既に、一部の荷主の案件で導入を開始している。位置情報の取得は5秒に1回。さらに、その情報を元にした到着予測時刻も5分に1回更新される。この仕組みは、Hacobuが提供する車載専用端末「MOVOスティック」に支えられている。
これまでは、荷主様が「今、どこまでトラックが来ているのか。荷物はいつ頃届くのか」を知りたい時には、まずは荷主が運送会社の管理者へ電話などで連絡を取り、そこからさらに運行管理者がドライバーに電話をかけて確認を行うなど、非効率的なコミュニケーションが発生していた。
しかし、配送依頼サービス「MOVO(ムーボ)」を利用すると、荷主様はマイページにログインするだけで、いつでもリアルタイムに現在地の確認や、到着予測時刻の確認が取れるようになる。
直近普及が始まったビッグデータ処理技術を物流領域に応用したことにより、既存の類似製品よりも格段に高精度な情報の取得・処理が可能になったという。
このような事業者の荷物の「見える化」を実現するには、法人間物流を担う運送事業側で、リアルタイム・手軽・安価に位置情報を取得・管理できる仕組みの導入が必要だった。既存の類似サービスは、通信型デジタルタコグラフなど、1台10万円以上と高価だったり、トラックへの取付工事が煩雑だったり、導入のハードルが高いものが多く、中小が9割を占めると言われる法人間物流の世界では、導入が進んでいなかったという。
また、車載専用端末「MOVOスティック」は、スマホなどと異なり、設置後の都度操作や給電の手間もないため、ドライバーの負担を増やすことなく、位置情報管理の導入・運用が可能だという。
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