株式会社KDDI研究所は、遠隔で作成したAR画像を、透過型スマートグラス(注)装着者の視線の先にぴったり表示することが可能なソフトウェア「PITARI (PIctureless Transmissive Augmented Reality Interface)」を開発した。
このソフトウェアは遠隔サポートにも活用でき、装着者は、遠隔の指示者が作成したAR画像をすぐに見ることができるため、外国での買い物や遠隔での専門作業など、日常や仕事の様々なシーンでプラスαのコミュニケーションを体験できる。
「PITARI」は、遠隔作業支援システム「VistaFinder Mx」のオプション機能としての提供を予定。
(注)ディスプレイ表示部が透けているスマートグラス
技術的特長
一般的なARアプリはカメラで撮影した画像内にAR画像を表示するため、透過型スマートグラスでARを活用する際、装着者は「ARが表示された対象物の画像」と「実際の対象物」の両方を見比べなければならず、利用する上で不便だった。
今回、KDDI研究所では「簡単な補正作業で物体の奥行きや位置を把握する技術」を開発したことにより、遠隔の指示者が作成したAR画像のみを、装着者の視界にすぐさまピタリと表示させることが可能となり、この問題を解決したという。
https://youtu.be/BhKn7t-6dj0
【関連リンク】
・KDDI研究所(KDDI R&D Laboratories)
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