Fitbitというのは、腕につけるウェアラブル商品で運動している状況や、睡眠の状態などを計測する、いわゆる活動量計測ツールだ。
2015年6月にニューヨーク証券取引場(NYSE)に上場して、50%以上の急騰を見せたことが世界中の話題になったが、その後も堅調な動きでいる。
売り上げも、昨年度の3倍の3億3600万ドルに及び、シェアは34%とも言われている(IDC調査)
これがFitbitだが、みたことがある人は多いだろう。
日本にも支社があり、量販店をはじめとして様々な場所で販売されている。
競合製品は多くて、Nike+ Fuelband, Jawbone UP, Withings, Larklifeと、様々なものが発表されている。
どれがどれかわかりますかね?
しかも、最近まで全くなかった市場に突如として現れ、瞬く間に市場を形成したヘルスケアの新星達。
ここにアップルウォッチが加わってくることになるのだが、現状ではFitbitの方が販売数が多い状況だ。
あまり変わらないと思われがちだが、実は、Fitbitは初期のスマートフォン端末数が他社より多かったのだ。
ブランド力では、圧倒的なNike+。国内でも一部の人が騒いでいたけど、結果は見ての通り。
IoTのような新しい分野でプロダクトが生まれる時は、先行者利得もあるが、より多くの人に利用してもらえるような作りになっているか?も重要だといえる。
参考:ビジネスワイヤード
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。