カシオ計算機は、ゴルフスイングの分析に役立つウェアラブルセンサー「CMT-S10G」を12月16日より発売する。(オープン価格)
同社は、ハイスピード撮影技術を活かし、ゴルフスイングのチェックが可能なガイドラインを表示するデジタルカメラ「EX-FS10S」を2009年に発売。以来、スイングチェックに役立つ様々な機能を付加し、進化させ続けている。最新モデルの「EX-SA10 GSET」は、スマートフォンと連動して専用アプリで詳細なスイング分析ができる。
今回発売される「CMT-S10G」は、加速度センサー、方位センサー、ジャイロセンサーを搭載、付属のクリップアタッチメントで腰に取り付けてスイングをすると、前傾・回転・水平の3方向の角度が計測できるゴルファー向けウェアラブルセンサーだ。計測値と体幹の動きを表すグラフィックは、リモート撮影用アプリ「EXILIM Connect for GOLF※」及び、再生・分析用アプリ「EXILIM Analyzer for GOLF※」をダウンロードしたスマートフォンやタブレットで確認できる。
さらに、同社のゴルファー向けデジタルカメラ「EX-SA10」と連携することにより、ハイスピード動画と組み合わせた詳細のスイング分析が可能。「CMT-S10G」によって、アドレス、トップ、ダウン、インパクト、フィニッシュの5ポジションを判別し、動画再生の際にタグ付けができるようになった。これにより、タグで頭出しをして再生できたり、スピードの異なる2つのスイング動画をタグごとにそろえ、動画を重ねて比較するなど、様々な分析が可能だという。
なお、「CMT-S10G」がアドレスやフィニッシュなどのフォームを感知するため、「EX-SA10」が自動でスイングを撮影する。もちろん、理想のフォームの基準となるガイドラインの表示、2画面同時再生でのスイング比較などの従来の機能も「EXILIM Analyzer for GOLF」で使用できる。
今回、「CMT-S10G」の発売を機に、これまで培ってきた画像解析技術と、フォームやパフォーマンスを分析するためのウェアラブルセンサーの技術を融合させた新ジャンル「スポーツアナライザー」を立ち上げ、様々なスポーツでの展開を図っていくという。
リモート撮影用アプリ「EXILIM Connect for GOLF」の主な機能は以下のとおり。
- (上図、左)「EX-SA10」との連携なしの場合の計測画面
- (上図、中)「EX-SA10」と連携し、「CMT-S10G」での計測値をスルー画面でチェック
- (上図、右)「EX-SA10」でフォーム動画を撮影し、「CMT-S10G」で数値を計測
再生・分析用アプリ「EXILIM Analyzer for GOLF」の主な機能は以下のとおり。
- (上図、左)「CMT-S10G」の計測により5ポジションのタグ付けが可能
- (上図、中)2つのスイング動画を並べて表示し、タグでポイントを合わせ、同期して再生できる
- (上図、右)2つのスイング動画を重ねて表示できる
※ 「CMT-S10G」対応バージョンは 12月16日より、Google PlayまたはApp Storeにて入手可能。
【関連リンク】
・カシオ(CASIO)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。