2015年11月05日、ついにJINS MEMEが発売開始された。
以前より、JINS MEMEについて、IoTNEWSは追いかけてきたこともあり、勝手に感無量となったので、「ぜひオープン初日に買いにいかねば」とオープンで忙しい当日の朝にお邪魔した。
原宿、神宮前から徒歩1分程度の距離にある、この店舗はまだオープンして間もないのににぎわっていた。
以前の発表にあったように、今回”JINS MEME ES”と”JINS MEME MT”の2種類が発売されたが、違いはというと、両モデル共に「3軸ジャイロセンサー」と「3軸加速度センサー」がついているので、体の傾きや速度がわかるようになっている。
一方、メガネタイプのES(写真上)だけの特徴としては、鼻の部分に「3点式眼電位センサー」を装備しているため、瞬きなど目の動きをキャッチするため、集中・活力・落ち着などの状況をとらえることができるのだ。
また、デザインとしても、ESはメガネタイプで度つきレンズへの変更が可能だ。また、MTはスポーツサングラスタイプで、クリアレンズにも変更可能だ。こちらはスポーツ用だけあって、弦(つる)の部分のフィット感がよく、実際の重量はESより重いということだが装着感はむしろ軽い。
スポーツシーンで活躍する、JINS MEME MT
JINS MEME MTは、”JINS MEME RUN”が使える。
“JINS MEME RUN”は、体幹を意識したラン・トレーニングが実践できる。
これをつけてランニングをすると、自分のカラダのずれがわかるので、例えば、5kmまでは体幹をキープできていたが、そのあと軸がぶれだしたなどという情報がわかる。
また、軸がずれだしたポイントを地図上で確認もできるので、「ああ、あの辺を走っているときか!」と思い返しやすいのもポイントだ。
今後、カラダのゆがみをどのようになおしていくか、を教えてくれるアプリも近々リリースされるそうだ。
JINS MEME MTは、実際に購入してみたので、後日使用感をレポートする。
毎日の暮らしで活躍する、JINS MEME ES
ESが使えるアプリは、”JINS MEME RUN”の他に、”JINS MEME”と”JINS MEME DRIVE”の二つだ。
“JINS MEME”は、「ココロ」と「カラダ」の状態を可視化することができるアプリ
JINS MEMEアプリは、アタマ年齢とカラダ年齢がわかるのだが、「アタマ年齢」とは、眼の動きから集中力や、活力、落ち着きを可視化する。
私のアタマ年齢は、なんと50歳だった。
また、アタマの動きから、得られるデータをもとに、活動量(Movement)、姿勢(Posture)、安定性(Stability)の状態を取得し、歩行時の動き・姿勢や着座時の姿勢を可視化する。
こちらも、52歳だった。
これらの数値は一日中JINS MEMEを装着していることで変化していき、長くつけるほどにライフログとして蓄積される。
“JINS MEME DRIVE”は、眠気の可能性を通知し、安全運転をサポートする。
クルマの運転中に眠くなったことがある人は多い野ではないだろうか?JINS MEME DRIVEは、点式眼電位センサーが、疲労や眠気に伴うまばたき・視線の変化を捕捉する。眠気を感知すると、アプリを通してドライバーに警告するのだ。
運転状況もヒストリーとして保存するので、後からドライブ状況を見返すこともできる。
メガネのIoT、JINS MEMEのアプリは、これからもどんどんリリースされるということで、買った人の楽しみは今後も増えていくことが予想される。
現在全国の取り扱い店舗とインターネットで購入できるので、興味のある人はJINS MEMEの公式サイトで確認してほしい。
早速購入したJINS MEME MTを使って明日からランニングしてみたい。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。