フィットビット・ジャパン合同会社は、同社スマートウォッチの新製品である「Fitbit Ionic(フィットビット アイオニック)」を本年1月18日よりamazonや全国の家電量販店で販売開始する。また、本日よりamazon、ビックカメラ.com、ヨドバシ.comにて先行予約を開始した。
販売価格は、日本全国の家電量販店で36,000円(税込)。カラー・コンビネーションは、ブルーグレー & シルバー、スレートブルー & バーントオレンジ、チャコール & グラファイトグレーの3つの色で展開される。
同社はまた、ワイヤレスヘッドフォンである「Fitbit Flyer」を、本年1月25日よりamazon、ビックカメラ.com、ヨドバシ.comにて販売開始するとあわせて発表した。
睡眠時無呼吸の状態もわかるFitbit Ionic
Fitbit Ionic(以下、Ionic)は、将来的に睡眠時無呼吸などの健康に関するより深い分析を可能にするとされる新たな「SpO2センサー」やGPS機能、改善された心拍数記録、水深50メートルまでの耐水性能など様々な機能が内蔵されている。
加えて、支払い機能(日本未対応)、音楽データ、スマートフォン通知、そしてFitbit App Galleryで入手可能な様々な人気アプリやクロックフェイスなどのスマート機能も搭載。
Ionicは、最大5日間持続するバッテリー、自動アクティビティや睡眠記録、そして複数プラットフォーム間との互換性といった従来のフィットビット社製品のすべての基本的性能も備えている。
Fitbit Ionicの主な特長
Ionicの特徴は、以下の通りだ。
- 最大5日間持続するバッテリー:1回の充電で数日間持続するバッテリー(GPS利用時または音楽再生時は最長10時間)を搭載したIonicは日中のアクティビティの記録のみならず、夜間の睡眠も記録する。
- Fitbit Coachを使ったパーソナルトレーナー:7 Min Workout、10 Min Abs、そしてTreasure Chestといった3つのトレーニング方法だけでなく自らのフィードバックに基づいて、ダイナミックなワークアウトも表示される。
- ランニングパートナー:GPS追跡を作動する新たなランニング自動検出機能によってランニングを自動で記録。部屋を出て走り出すだけでリアルタイムでペースと距離を確認し、水を飲んだり休憩を取ったりするタイミングでは自動停止し、そしてまた走り始めると自動再開する。
- 新たな水泳エクササイズモード:水深50メートルまでの耐水性とラップ数測定機能を持つIonicを水泳で使えばリアルタイムでラップ数や時間、消費カロリーを測定することが可能。
- GPS:Ionicに内蔵された、独自にデザインされた統合アンテナは、GPS衛星とGLONASS衛星とのより強力な接続を可能にし、高いGPS性能を実現する。スマートフォンは自宅に置いたままで腕の液晶画面に表示されるペースと距離を見ることができるだけでなく、Fitbitアプリを使ってランニングまたは自転車に乗れば、登った高度やスプリットタイム、歩いた場所の地図が記録される。
- 改善された心拍計テクノロジー:Ionicにはサイクリング、インターバル、そしてランニングといったエクササイズ中に心拍数をより正確に追跡する強化されたPurePulse心拍計が搭載。これによって一日中いつでもカロリー消費量をより正確に測定し、リアルタイムで心拍ゾーンを確認し好みの強度に調整したり、さらに安静時の心拍数を24時間記録することができる。
- 新たなセンサーテクノロジー:血中酸素濃度を予測する相対SpO2センサーの導入により、睡眠時無呼吸などのこれまで見える化できなかった健康に関する重要な指標を示してくれる可能性が大きくなる。
- 音楽がもたらすモチベーション:スマートフォンを自宅に置いたまま、デバイス上で300曲以上の音楽を保存&再生して、ワークアウトのモチベーションに(容量は2.5GB)。
- Fitbit Payで決済(日本未対応):将来的には、自宅に財布もスマートフォンも置いたまま、非接触型決済ができる場所ならどこでもデバイスから簡単に支払いができるようになる。
- スマートフォン通知:拡張されたスマートフォン通知により、着信、テキストメールとカレンダーの予定通知のみならずFacebook、Gmail、Instagram、Slack、Snapchatなどスマートフォンのあらゆるアプリからの通知も確認できる。
こうした新たな機能に加えて、Ionicには、歩数、距離、消費カロリー、上った階段数、睡眠段階などの自動記録、有酸素運動レベルの確認(予想VO2 Max)、安静時間の記録など、従来のFitbitの機能がすべて備わっている。
Fitbit App Gallery
Ionicは「Fitbit OS」で稼働。このOSは新たなユーザー体験を充実させるために定期的にアップデートされる。フィットビットユーザーが、それぞれ魅力を感じるアプリやクロックフェイスを選ぶことができるFitbit App Galleryのリリースもこのアップデートの一つだ。
Fitbit App Galleryはエクササイズ、Fitbit Coach、リラックス、タイマーなどのFitbitからの様々な健康フィットネスアプリだけでなく、初心者から上級者まで数百万人もの運動好きが利用するとされるソーシャルネットワークStrava、AccuWeatherが提供する天気予報などのアプリを提供。
それぞれのアプリはIonic向けに特別に設計されているため、付属のモバイルアプリをダウンロードしたり、あるいは自分のスマートフォンをそばに置いておく必要はないという。
フィットビット初のワイヤレスヘッドフォン「Fitbit Flyer(フィットビット フライヤー)」
Fitbit Flyerは、丈夫で汗に強いデザインと自分の耳に合わせられるフィット感が特徴。Ionicから音楽を途切れなく聞いたり、Fitbit CoachスマートフォンアプリのAuido Coachingを受けたり、あるいは出先で連絡を取り合ったりするなどの目的を問わない、サウンドパフォーマンスが可能だという。
【関連リンク】
・フィットビット(Fitbit)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。