グローバル電子株式会社は、睡眠時の体動を検出、モニターするベビーセンサー(乳幼児用体動センサー)の新製品「シエスタBeBe」を2018年2月から、主に保育施設・医療施設向けに販売を開始した。
シエスタBeBeは、全国750施設、約4,000台の導入実績があるベビーセンサー「ネオガードBeBe」の上位モデルとなる新製品だ。多くの医療・保育現場で採用され、積み重ねた信頼性に基づき、検出精度をさらに高めるデュアルセンサーを搭載し、より幅広い月齢に使用できるよう対象体重を~15㎏まで拡大したという。
昨今、深刻化する保育現場の業務負荷を精神面からも軽減することをコンセプトに、グループ企業のグローバルマイクロ二クスで開発・設計された日本製の製品だ。初年度は保育施設を中心に、年間7,000台の販売を見込んでいる。
赤ちゃんの安全と保育士の安心をサポートする特長
マット型でデュアルセンサー搭載
「ネオガードBeBe」から踏襲したマット型は、体動信号の検出での安定性に優れ、赤ちゃんに直接接触しないため、衛生的だ。また、デュアルセンサーを搭載し、精度の高い検出が可能。
16段階の自動感度調整機能
感度を自動で16段階に調整するため、乳幼児のマクロ体動の大きさに応じて、高い信頼性で体動を検出し、誤報や失報を低減する。
CPUチェック機能
動作中のCPUを監視し、停止や破損などの異常が発生した場合、警告音で通知する。
電池容量低下ランプ・警報と誤飲防止
電池交換時期を点滅と音で通知する。また誤飲防止のため、ボタン電池ではなく単三アルカリ乾電池を採用している。
耐用年数6年
長期にわたって、高い信頼性を保ち、トータルコストを抑えられるという(保証期間1年)。
医療機器 クラスⅠ
シエスタBeBeの使用イメージ
シエスタBeBeは、布団やマットレスなどの下においたセンサーマットを通し、赤ちゃんの睡眠時の呼吸を含む体動(マクロ体動)と循環器系のわずかな体動(ミクロ体動)を検出、モニターする。
赤ちゃんの「マクロ体動」が20秒間検出されない場合は異常状態と判断し、音とランプで通知する。例えば、保育施設での複数の赤ちゃんの午睡の見守りに利用することで、いち早く異常を察知できるなど、不慮の事故の予防効果が期待される。
また、「ミクロ体動」に極端な変化があった場合、ランプ点滅で通知するため、赤ちゃんの体調の目安にできる。
【関連リンク】
・グローバル電子(Global Electronics)
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