岩淵技術商事株式会社が運営する電子製品メーカーの東京デバイセズは、二酸化炭素(CO2)濃度を測定することで空気の清浄度合いが分かるUSBデバイス「エア・アナライザ」を発売する。
室内環境において、二酸化炭素濃度が高くなると、頭痛や肩こりなどの体調不良を引き起こす。特に近年では、オフィスや学校での集中力や作業効率の低下の原因として二酸化炭素濃度が注目されている。
「エア・アナライザ」は、二酸化炭素濃度、温度、湿度の3つのセンサを内蔵。コンピュータのUSBポートに接続することで、10秒に1回、空気の状態を測定。データはコンピュータから随時モニタリングできるほか、ファイルに記録して後からでも参照が可能だ。
また、技術者向けにはSDK(制御ソフト)を無償で配布。制御ソフトを用いることで、二酸化炭素濃度や温湿度を用いた独自のアプリケーションが開発できる。特に、Raspberry Pi等のシングルボードコンピュータに接続することで、空気の状態を遠隔監視するIoTセンサノードとして利用が可能だ。
これまでCO2センサは大型で高価だったが、エア・アナライザでは最新の素子を採用することで低価格化・小型化を実現した。
今後、ヘルスケア市場のほか、二酸化炭素濃度を用いた植物工場の管理や、在室検知・侵入検知など多分野への展開を予定している。
【特徴】
- 高精度:赤外線を用いた高精度の二酸化炭素センサを採用
- 長寿命:可動部分のない素子による高い耐久性
- 小型軽量:本体サイズ約5cm×9cm
- 連続駆動:USBバスパワー駆動で外部電源が不要
- 拡張性:無償の制御ソフトウェアにより組み込みが容易
【販売情報】
品名:高精度USB温度・湿度・CO2(二酸化炭素)濃度センサ「エア・アナライザ」
製品型番: IWS730-USB
税抜価格:¥36,800(本体、USBケーブル、マニュアル)
【注文方法】
東京デバイセズ公式サイトで受付中。
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