日本時間の6月9日未明に開催されたWWDC基調講演で、「watchOS 2」が発表された。
まだ発売して間もないのに、もう2か!言いたくなるところですが、秋にはリリースされるということだ。
今回の発表で先日発売されたもののいまいちなところがかなり改善されているようだ。
正直、これなら、2を待てばよかった!と悲鳴を上げる人も多いだろう。
ネイティブアプリが動くようになる!

これまでiPhoneがないとなんにもできない、このスマートウォッチはなんなの?という意見も多かったのですが、今回はネイティブアプリが動くそうだ。
これで、やっとランニングの時にiPhoneを持っていかなくていいのかと思うと、ほっとする。

しかも、Taptic Engine、Digital Crown、加速度センサー、心拍センサー、
デジタルクラウンをくるくる回すと、例えば、スマートホームの分野で家の照明を調光したりすることもできるようになる。
時計の文字盤をカスタマイズ可能に
これは、もっとも多い要望だとおもいます。時計の文字盤にアプリケーションとして情報を出すことができるようになるということだ。

例えば、上の例だと、ユナイテッド航空のフライト情報がチェックできるというデモだ。

また、文字盤には、美しい世界の風景が表示されたり、

好きな写真を文字盤に表示することができるようになるそうだ。
手首を上げるたびに写真を変えるということもできる。
サードパーティ製のカスタム文字盤にはやはり対応していないようだ。
他にも既存機能の改善や、あたらしいセキュリティ機能などもあるのだが、大きくこの辺の改善は多くの人にとって歓迎されることだろう。
特に、独立したアプリケーションが動くこと、アプリケーションの操作をデジタルクラウンやマイクなどを通して行えることから、スマートホームをはじめとする、IoT社会の発展へのハブになる可能性を大きく持つことになったといえる。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。