ソフトフロントグループは、深刻化する人材不足を背景に、会話業務の自動化を実現するAIロボットとして、電話システムに接続可能なクラウド型の自然会話AIプラットフォーム「commubo」を2018年10月より販売している。
そして今回、株式会社ソフトフロントホールディングス及び株式会社ソフトフロントジャパンは、自然会話AIプラットフォーム「commubo(コミュボ)」の機能を強化するバージョンアップを行った。同バージョンアップでは、「導入/運用コストの削減」「幅広い会話業務への対応」「円滑な会話性能の実現」の3つのテーマを中心に機能強化された。
これにより、テレアポや督促などのコールセンターをはじめとして、教育、エンターテインメントなど様々な分野へのcommuboによる会話業務の自動化をさらに促進していく。同バージョンアップの特長は以下の通り。
- 「導入/運用コストの削減」簡単操作の会話シナリオ編集機能を実現。
- 「幅広い会話業務への対応」ロボットの音声を新たに7タイプ追加することでさまざまな業務に対応。
- 「円滑な会話性能の実現」ソフトフロント独自の会話AIエンジンの高速化で、より自然な間の会話を実現。
会話業務へのAIロボットの導入・運用にあたり、利用者の会話内容の事前の準備や、運用後の会話変更などのコストが課題となっていた。今回、新たに会話シナリオの編集機能を実現し、AIに関する専門的な知識がなくても、企業自身で簡単に会話の内容と流れを編集することができる。これにより、幅広い会話業務への導入ができるようになると共に、AIロボット導入・運用コストの軽減を実現した。
会話ロボットの「声」は利用者との「接点」となる重要なポイントとなる。commuboでは、企業で選択できるロボットの音声を新たに追加し、「ハキハキした女性の声」「優しい男性の声」「年配の女性の声」など、さまざまな会話業務に対応できる7つの声のタイプを追加した。なお、声のタイプについては、要望に応じて追加も可能だという。
ソフトフロントグループが、通信事業者向けソフトウェア開発や組込み機器開発等で培ったリアルタイム制御技術によって、自社開発の会話AIエンジンの高速化と速度安定化を実現した。これまでに比べ、人間の発話に対して安定した素早い間合いで返答することができ、電話のような相手が見えないコミュニケーションでも、テンポの良いスムーズな会話ができる。
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