世界のDaaS(Data as a Service)市場は、2019年から2025年にかけて年平均35%を超える成長率で推移することが予測されている(※)。なかでも空気質(エアクオリティ)のリアルタイムモニタリング・予測サービスに対する需要が高まりつつある。WHOによると、危険なレベルの大気汚染の中で暮らしている世界人口の割合は92%、大気汚染に関連した年間死傷者数は7万人、大気汚染に関連した年間損失額は5兆ドルにものぼる。
このような中、株式会社ユビキタスAIコーポレーションは、イスラエルのBreezoMeterが開発した空気質モニタリングサービス「BreezoMeter」のAPIを本日から提供開始した。
BreezoMeterは、世界92か国で8,400万人以上が既にデータを利用しており、世界中の空気質に関するビッグデータ(PM2.5、NO2、SO2、オゾン、花粉等)をリアルタイムで分析・予測・追跡している。現在もスマートホーム、スマートシティ、自動車、ウェルネス、フィットネス、化粧品などを取り扱う、さまざまな企業にAPIを通じてサービスを提供している。
空気質は地区や通りが違うだけで状態が異なるだけでなく、風や地形、交通状況など、さまざまな要因の影響を受けて一日中変化している。BreezoMeterの空気質モニタリングサービスは、世界各地の47,500台のセンサーからビッグデータを生成し、毎時1.8TB以上のデータを検証して、AIを用いた独自の分散アルゴリズムにより解析した情報を提供している。
BreezoMeterの提供するAPIは以下の通り。
- 空気質API:リアルタイムに空気質データを取得
- 履歴API:汚染履歴を表示
- 予測API:最大4日間の予測が可能
- ヒートマップAPI:汚染ヒートマップを表示
- 花粉API:花粉飛散数を取得
顧客企業は、同APIを使用し、可視化した空気質に関するデータをさまざまな製品やサービス、アプリケーションを通じて提供可能になる。
※ Research N Reports調べ
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