総合ハンドツールメーカーの京都機械工具株式会社(以下、KTC)が開発したスマートセンシングデバイス「TRASAS for AUTO」シリーズが、横浜ゴム株式会社のIoTを活用した次世代タイヤマネジメントシステム「T.M.S」に採用された。
TRASAS for AUTOは、工具や測定具にセンシングの要素を取り込み、その測定データをデバイスに送信するシステム「TRASAS」シリーズの自動車整備に特化したラインナップである。ハードウェアである測定具+作業支援デバイス+システムソフトウェアからなり、測定具で測定したデータを無線でシステムソフトウェアへ転送する。
2018年より横浜ゴム社内では、クラウドデータベースでの運用を試行してきたが、今回輸送事業者からもアクセスできるようになった。また、タイヤ点検台数の増加や点検ニーズの高まりなどを背景にスマートフォンと連携するKTC「TRASAS for AUTO」シリーズの「タイヤデプスゲージ」によるタイヤ溝の深さ情報の自動入力などによりタイヤ点検作業のスピードアップや効率化が可能となった。タイヤデプスゲージ