昨今、働き方が大きく変わり、製造業や建設業の現場業務を遠隔で行うため、IoTの需要が加速している。
しかし国内企業では、機械や設備とIoTデバイスを連携してデータを収集するためのカスタマイズ費用が課題となり、本格導入のスピードが鈍化していると言われている。
IoTを実現するためには、 IoTデバイスやIoTゲートウェイに加え、それらと連携してデータを収集するためのIoTプラットフォームが必要となる。しかし機械や設備に加えてIoTデバイスやIoTゲートウェイの種類・規格が多岐にわたるため、多くの場合は、IoTプラットフォームとの連携時にカスタマイズ費用が発生してしまう。
そこでSBテクノロジー株式会社(以下SBT)は、Microsoft AzureのIoTサービスを活用したIoTプラットフォームサービス「IoT Core Connect(以下 ICC)」と、IoTデバイスメーカー各社との連携を強化し、より多くのIoTデバイスやIoTゲートウェイが標準対応でICCと連携可能となったことを発表した。
ICCは、IoT活用に必要な機能となるデバイス管理やデータ管理、ユーザー管理を提供しており、収集したデータの可視化・分析、その結果に基づくデバイス制御などをワンストップで行うことが可能だ。
また、IoTデータをAIやBIサービスと連携することで、より高度な分析を実現し、フィールドサービスや設備管理の効率化のために利用されている。
今回のデバイス連携拡充により、ユーザー企業は、多種多様なIoTデバイス、IoTゲートウェイとIoTプラットフォームの連携時に発生するカスタマイズ費用を削減することができる。

現在は14社との連携により、IoTを導入する際に国内で多く普及しているメーカーのIoTデバイスやIoTゲートウェイがカスタマイズ不要で連携可能となっている。
今後はメーカー各社のデバイスの特性をより活かしたエッジコンピューティングにおける連携、IoTセキュリティにおける連携など、IoTの本格的な普及とともに出てくるユーザー企業のニーズや課題解決に向けた連携をさらに強化していく、としている。
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